Steam、Meta Quest Storeにて販売中のVRミリタリーFPS「Medal of Honor: Above and Beyond」のオンラインマルチプレイサービスの終了が告知されました。
Meta Quest Store記載の情報によると、サービス終了日は2023年12月1日（※日本時間12月2日）になるとのこと。この情報は本稿執筆時点で日本語版のストアページにはなく、英語版のストアページにのみ記載されています。
「Medal of Honor: Above and Beyond」は、ミリタリーFPS「メダル・オブ・オナー」シリーズ初となるVR専用の新作。プレイヤーは戦略諜報局（OSS：Office of Strategic Services）のエージェントになって、第二次世界大戦下のヨーロッパ戦線へと参加し、フランスのレジスタンス支援を始めとする危険なミッションに挑んでいきます。
開発は「タイタンフォール」シリーズ、「Apex Legends」などで知られるエレクトロニック・アーツ傘下のRespawn Entertainment。約8時間におよぶシングルプレイヤーキャンペーン、多彩なルールとユニークな試みが施されたオンラインマルチプレイモードを売りとしています。
また、第二次世界大戦を実際に経験した退役軍人、生存者へのインタビューなどをまとめた短編ドキュメンタリー映像も収録。そのひとつ「Colette（コレット）」は第93回アカデミー賞の短編ドキュメンタリー賞を受賞し、大きな注目を集めました。
発売はPCVR版が先行し、特に約170GB以上の空き容量（ストレージ）が必要になることで大きな波紋を呼びました。2021年にはMeta Quest 2（Quest Pro）版も発売。こちらも41GB以上の空き容量が必要になることで物議をかもしました。
本作に関する動きはQuest 2版以降、2021年後半に実施されたアップデートが最後となっています。その後、大型アップデートが実施されることもなくオンラインマルチプレイのサービスは継続され、最終的には発売から3年を迎えるタイミングで終了の運びとなりました。
なお、サービス終了後もシングルプレイヤーキャンペーンは引き続きプレイ可能。アカデミー賞受賞の短編ドキュメンタリー「コレット」も引き続き視聴できるとのことです。
（参考）Road to VR、Meta Quest Store（※英語版）
