ミリタリー系FPS「メダル・オブ・オナー」シリーズのVR向け最新作「Medal of Honor: Above and Beyond」の発売日が2020年12月11日になると「Facebook Connect」で発表されました。
合わせてSteam向けの発売も決定。Oculus Rift(Rift S)以外にもHTC Vive、Valve Indexなどのヘッドセットにも対応するほか、クロスプラットフォームによるマルチプレイも楽しめることが明らかになりました。
「Medal of Honor: Above and Beyond」はエレクトロニック・アーツ傘下のRespawn Entertainmentが開発を担当しているゲームです。
プレイヤーは戦略諜報局(OSS:Office of Strategic Services)のエージェントとして、第二次世界大戦下のヨーロッパ戦線へと参加。フランスのレジスタンス支援、ナチスへの妨害工作を始めとする危険なミッションに挑んでいきます。
シングルプレイモードのほか、”ユニークな試み”が施されたというマルチプレイモードを収録。VRによる圧倒的な没入感が加わり、力強く刺激的な「メダル・オブ・オナー」になるそうです。
2020年8月28日開催の「gamescom: Opening Night Live 2020」では、ストーリーを紹介するトレイラーが公開。シングルプレイでは、ノルマンディー上陸作戦を追体験するミッションが用意されているとのこと。
今回のSteamでの発売決定に関し、Oculus StudiosのプロデューサーMike Doran氏は海外掲示板Redditで自らが提案したとコメント。フェイスブック、エレクトロニック・アーツ、Respawn Entertainmentも賛同し、今回の決定に至ったそうです。
米メディアUploadVRはOculus Rift Sの終売発表と重なったことから、今後「Lone Echo」を始めとするOculus独占タイトルのSteam移行が進むのではないかと報じていますが、Doran氏は全タイトルがそうはならないとコメント。しかし、より多くの独占タイトルを移行したいとの思いも語っており、今後タイトルごとに判断・評価をしていく方針のようです。
なお、クロスプラットフォームでのマルチプレイに際し、Steamでプレイする時はフェイスブックへのログインは必要ありません。しかし招待機能に関してはOculusとSteam間でサポートされないとのことです。
また執筆時点でSteamのストアページは開設されていないため、今後の更新が待たれます。