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VR動画 2017.03.23

コシノジュンコが裸の「ヴィーナス」にドレスを着せる  VRを使ったライブドローイング

3月16日に開催されたアートの見本市「アートフェア東京2017」のオープニングにて、ウィリアム・ブグローの名画「ヴィーナスの誕生」モチーフにしたパフォーマンス「DRESS for VENUS」が実施されました。

DRESS for VENUSは、アートフェア東京2017のテーマである「Art is Alive −アートに近づく、アートが近づく−」に則り、古典的アートと人の距離を近づけるため「100年ハダカだったヴィーナスに、ドレスを。」をコンセプトとしています。内容としては、ライブで絵を描いていくライブドローイングに、VRとAIをミックスさせた取組となっています。

日本のファッションデザイナーであるコシノジュンコが、100年間ずっとハダカだったヴィーナスに手作りのドレスを着せる、というアート・プロジェクトです。

絵画からヴィーナスを3D化、そしてGoogleの開発したVRペイントツール『Tilt Brush』を使用することで、3Dモデルにドレスを描いていきます。描かれたドレスは、「ペッパーズ・ ゴースト」と呼ばれる立体投影技法を用いて実物のヴィーナス像に投影され、360度から閲覧可能です。

そして、最終的にブグローのタッチを学習させたAIがフィルタをかけ、オリジナルの絵画に完成したドレスを合成するというものでした。


オリジナルの「ヴィーナスの誕生」


DRESS for VENUS後の「ヴィーナスの誕生」

実際に「服を着た」ヴィーナスが描かれました。なお、本展示に関するより詳細な情報は、公式サイトにも掲載されています。


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