九龍城砦をご存知でしょうか。かつて香港にあったビルが多数集まったスラム街で、高い人口密度だったとされています。
VRChatにて九龍城砦の雰囲気を再現したワールド「KOWLOON SHISHA NIGHT [九龍水煙之夜]」が公開されました。制作者は縛(ふぅ_FU)さん。これまで、コワーキングスペースのワールド「VIRTUAL COWORKING SPACE "co-bow"」や、撮影ワールド「STUDIO open-shelf」を制作されています。
ワールドに入って見える景色は、細い道にぎっしりと詰まった配管、生活の痕跡を感じられる服や箱の数々。
至る所にフォトスポットがあり、カメラ片手に風景写真を撮るだけで何枚も撮影できます。ワールド全体が縦横に密度が高いので、ドローンカメラを飛ばすと、思わぬ写真が撮れるかもしれません。
場所によってライティングがきっちりと設定され、アバターもライティングの色の影響を受けるのでアバターの撮影にも使えます。ワールドで設定されている拡張メニューを使えばアバターへのライティングを調整できるので、ライティングの影響を受けたくない場合はお好みで設定してください。
風景、人物問わずに撮影ワールドとして作り込まれていますが、ワールド内で過ごすためのギミックも用意されています。ビールを飲んだり、睡眠部屋を使ったりして、九龍城砦でまったりするのも悪くないですね。
そしてこのワールドで1番の目玉はシーシャ(水タバコ)。ホースを持ってコントローラーのトリガーを押すとシーシャが温められていき、離すと口から煙を放ちます。
筆者個人としてはリアルでは喫煙しないのですが、VRではギミックがあると喫煙することが多々あります。VRだと健康に害がないので「ごっこ遊び」ができるからというのもありますが、VRで喫煙することは瞑想に近い側面もあると考えています。
VRで喫煙することは深呼吸の繰り返しですが、ヘッドセットから見えるのはシーシャが温められている様子と口元から出る煙です。1人で黙々と目の前にあるシーシャを吸っていると不思議と心が整うのです。
ワールドの制作者である縛(ふぅ)さんによれば、ワールドを作ったきっかけは九龍城砦でシーシャが吸いたかったから作ったとのこと。写真撮影やシーシャを体験するのにもってこいのワールドなので訪れてみてはいかがでしょうか。
ワールドへのアクセスはこちらから(PC接続型VRヘッドセット、および高スペックPCが必要です)。
KOWLOON SHISHA NIGHT [九龍水煙之夜]をラボ上げしました。
九龍城砦でシーシャを吸いたくて作ったワールドです。吸えるシーシャ、睡眠用ギミック、動画プレイヤー、飲めるビールがあります。ドローンカメラ飛ばすと楽しいよ🌞#VRChat_world紹介 #VRChat #MadeWithVRChat https://t.co/EyYn8qxfgb pic.twitter.com/pjTgVDCWyh— 縛(ふぅ)@VRC垢 (@FU_VRC) January 19, 2023
(参考)Twitter