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ゲーム・アプリ 2018.08.25

より高精細な表現を目指す GeForce RTX 20シリーズ対応のVRゲームが登場

アイスランドのゲームデベロッパーSólfar Studiosは、アーリーアクセス版のVRゲーム「In Death」に新しいチャプター”Paradise Lost”を追加しました。NVIDIAの新世代ゲーミングGPUを使用し、より高精細なグラフィックを実現しています。

新たなGPUの性能を最大限利用するにはゲーム側も対応が必要です。「In Death」は早くも対応を表明したVRゲームです。

死後の世界を舞台とするローグライクアクション

In Death」は、ダークファンタジーの世界を、弓を片手に探索するローグライクアクションです。プレイヤーは死者となって、「神の存在しない死後の世界」を弓と盾を携えて彷徨います。力尽きるとそれまでに手にしたアイテムは失ってしまいますが、繰り返しプレイすることでだんだんとキャラクターを強化していくことができます。

新章”Paradise Lost”では、プレイヤーは新たな武器を手に入れます。長い飛距離で遠くを狙える長弓、近距離に適したクロスボウを選び、押し寄せる群れと戦闘を繰り広げます。

Unreal Engine 4で制作された本タイトルは、圧倒的なビジュアル技術で高品質のプレイ体験を提供しています。さらに今回開発チームが導入したのが、NVIDIAの新世代ゲーミングGPU「GeForce RTX 20シリーズ」。これまで以上に実写に近い、精細な映像を実現しました。

高精細なグラフィックを実現するNVIDIAの次世代GPU

NVIDIAは今月、ゲーム展示会Gamescomのプレイベントにて、PC向けゲーミンググラフィックボードGeForceシリーズの新世代モデル、GeForce RTX 2080 Ti、RTX 2080、GTX 2070を発表しました。CGの空間全体を満たす光の反射や屈折、影をリアルタイムで表現するリアルタイムレイトレーシングを可能にします。

また同社は公式ブログの中で、可変レートシェーディング(Variable Rate Shading, VRS)のシステムに触れています。NVIDIAによれば、可変レートシェーディングは「シーンの詳細な部分のシェーディング処理を増やし、詳細な部分を知覚しにくいシーンでは処理能力を落とすことで、レンダリングを最適化する」技術。同じプロセッサを利用しても、より高精細なグラフィックを実現するためのテクノロジーです。

フレームレートが25%改善

Sólfar Studiosの開発チームは、「In Death」においてこのVRS技術を活用しました。結果、フレームレートを25%も改善できたとのことです。もちろんプレイヤーの目にする画像には影響がありません。

この技術をもとに、さらに複雑な効果や、豊かなビジュアル体験が実現すると期待されます。

「In Death」はOculus Rift、HTC ViveとWindows Mixed Reality(MR)ヘッドセットに対応。Steamでは2,050円、Oculus Storeでは1,990円にてダウンロード可能です。

(参考)VRFocus
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