VRスパイ脱出ゲーム「I Expect You to Die」の続編、「I Expect You to Die 2: The Spy and The Liar」が開発のSchell Gamesより発表されました。
2021年後半の発売を予定しているとのこと。Steamではストアページも開設されていますが、対応ヘッドセットは執筆時点で未発表です。
Schell Gamesのコメントによれば、今回の続編は新たな舞台、新たなストーリーと絶体絶命かつ、冷酷無慈悲なミッション、パズルを用意した正統進化系の内容になる模様。
そして「死ぬこと覚悟の上で、発売をお待ちください」とコメントしています。
007の世界観に強く影響を受けた人気作
前作「I Expect You to Die」は2016年、PC向けVRタイトル(Oculus Store / Steam / Viveport)として発売。プレイヤーは念動力(テレキネシス)を宿す特殊チップを埋め込まれたスパイとなり、爆弾の仕掛けられた車内を始めとする絶体絶命かつ、荒唐無稽なピンチを知恵と勇気で切り抜けていきます。
初期の映画007シリーズ(特にタイトル名と同じ台詞が登場する「007 ゴールドフィンガー」)に強い影響を受けた1960~70年代風の世界観と音楽、念動力で道具、銃火器を引き寄せて打開策を探っていく個性的なプレイスタイルでヒット。後に対応ヘッドセットや販売ストアを拡大、PlayStation VR(PSVR)版の発売(※日本未発売)などを経て、300万ドル(約3.3億円)の売上を達成しました。さらに2019年発売のOculus Quest版は、単体で総収益200万ドル(約2億円)を突破。記録的な成功を収めています。
(参考)Road to VR