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VR動画 2018.03.16

レーサー対ゲーマー MRを使って現実の車とレースゲームの車が激戦

ホンダは現実の車とMR(複合現実)の車がレースを繰り広げる動画、「R vs R」を公開しました。今回の動画はマイクロソフト社傘下のゲームデベロッパー、Turn 10 Studiosと提携しての取り組みとなります。

https://www.youtube.com/watch?v=v2DPAnkOPkA

「R vs R」ではレーシングドライバーであるGraham Rahal(グラハム・レイホール)氏と、レーシングゲームYouTuberであるPeter Jeakins氏が、同じ車両(シビック Type R)・同コースの条件で対決。Graham氏は現実のシビック Type Rでレーストラックを走りましたが、Jeakins氏はシミュレータに座ってレースに臨みました。

GPSを使用したゴーストシステム

Graham氏はJeakins氏の走っているゴースト(※)の映像とレースをしました。従来のレーシングゲームでは当たり前のように使用することができるゴースト機能ですが、今回は現実の車で行っています。

(※ゴースト……レーシングゲームにおいて、ベストスコアを出したマシンの走りを再現するシステム。当たり判定がなく、半透明で表示されることが多いため「ゴースト(幽霊)」と呼ばれる)



Jeakins氏はレーシングゲーム『Forza Motorsport 7』に登場するジョージア州・ブラッセルトンのRoad Atlanta Racewayを元にしたコースでシビック Type Rを使用。Jeakins氏のラップタイムは、Graham氏のシビックに搭載されている特別性のフロントガラスに表示されます。

Graham氏が運転するシビックの屋根にはGPSシステムが搭載されており、これによって車の現在位置を追跡。リアルタイムでゴーストの映像とレースを行いました。このリアル対バーチャル、レーサー対ゲーマーの珍しい試合は接戦となりました。

MRを使用したフロントライト技術と、MRレースが近い将来に出てくることが期待できる内容となっています。

(参考記事)VRSCOUT


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