スマートフォンを装着して使用するタイプのVRヘッドセットを開発、販売するフランスの「Homido」社は最初のモデルを発売した2014年より販売総数が約55万7,000台に達したことを発明らかにしました。
PlayStation VRやOculus Rift、HTC Viveなどの主要なVRヘッドセットデバイスの販売総数が不透明な中での実績値の情報公開となりました。Homido社はVRヘッドセットのメーカーとしては一般的に有名というわけではありませんが、2016年のVRへの関心の高まりを経て、販売台数を伸ばしたと考えられます。
Homidoの製品ラインアップ
Homido社は、2014年の「Homido V1」のリリース以来、様々なスマホ向けVRデバイスを販売してきました。その販売内訳も明らかになっています。
モデル名 | 特徴 | 国内価格(税込) | 発売時期 | 販売台数 |
Homido V1 | 最もスタンダードなスマホVRヘッドセット | – | 2014 | 12万台 |
Homido mini | ポケットサイズのVR眼鏡 | 2,000円 | 2015 | 24.4万台 |
Homido Grab | 子供向け | – | 2016.9 | 6.3万台 |
Homido V2 | 新型フラッグシップモデル | 9,720円 | 2016.8 | 6~7万台 |
Homido V2
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Homido mini(左)とHomido Grab(右)
Homido社は、VRヘッドセットだけでなくゲームパッドや360度カメラの販売を行っているほか、独自のモーションコントローラーの開発に取り組んでいることも明らかになっています。
出荷台数から窺えるスマホVRの拡大
PlayStation VR等のハイエンドVRヘッドマウントディスプレイの2016年の出荷台数がいずれのデバイスも100万台に達しないとの予測が多い中、スマホを使ったデバイスの出荷台数は伸びていることが伺えます。
Oculusは2016年4月時点で、Gear VRの月間アクティブユーザー数が100万人を超えていることを明らかにしています。日本でも国内にスマホ向けのVRデバイス「ハコスコ」を展開するハコスコ社が2016年の出荷台数が40万台を突破したことを明らかにしています。