VRでハイクオリティな3Dモデルを制作できる「Gravity Sketch」が、Oculus Questに対応しました。「Gravity Sketch」はクロスバイ(※)にも対応しており、Oculus Rift向けに購入している場合はそのままOculus Questでも使用できます。価格は2980円、購入はOculus Storeの製品ページから。
(※クロスバイ……ソフトを1つ購入すれば、同ソフトの他機種版もプレイ可能となる仕組み)
クロスバイにも対応、Oculus Questで3Dモデリング
「Gravity Sketch」はプロ向けに開発されたデザイン・モデリングツール。「Tilt Brush」や「Medium」といった他のVR向け3Dモデリングツールにはない機能を駆使して、細部まで作り込んだ3Dモデルを制作できます。スケッチの作成や形状の自由な変更、他のデザインソフトで制作したデータを読み込むなどの機能も備えています。
Oculus Storeの説明では”画像をインポートしたりオブジェクトを.OBJファイルとしてエクスポートしたりする機能と同様に、数多くの作成ツールが含まれている”とのこと。
VRでのアート制作の可能性、注目集まる
2019年7月、ジャーナリズムやアートに関連する財団・Knight Foundationは75万ドル(約8,100万円)の助成金を、アート向けVR技術のために提供しました。これらの動きをはじめとする、「VRでアートを制作し、体験する」といった試みに、関心が集まっています。
今後アーティストらによるVRアートがより広まるのも時間の問題だと思われます。「Gravity Sketch」のOculus Quest対応により、クリエイターはVRアートが当たり前となった世界へ、一歩近づいたと言えるでしょう。
(参考記事)UploadVR、Road to VR