2015年の9月に擬似的な社会科見学を可能とする教育サービスのExpeditionsがグーグルから発表されて以降、このサービスは11ヵ国の、合計100万人以上の子どもたちを200回以上のバーチャル社会科見学へと招待してきました。
そして今回、このサービスが一般向けにも公開されることになりました。
『Expeditions』は、Google CardboardなどのVRデバイスを用いることで、通常では足を延ばせない場所に子どもたちを連れて行くことが可能になります。ガイド役の先生のモードと、生徒用のモードがあります。
特に貧困地帯では、経済的な事情で子どもを遠隔地へのフィールドワークへ行かせてあげられない家庭が少なくありません。このような擬似社会科見学を提供するVRサービスを利用すれば、こういった境遇の子どもたちが夢を持つきっかけを作れるのではないかと期待が高まります。
オーストラリアのグレートバリアリーフから、英国のバッキンガム宮殿まで地球上の多くの場所へと気軽に足を伸ばせるようになるのです。
Android向けに配信を開始。アプリケーションをインストールをするだけでこのサービスを利用できるようになります。スマホ一つで、あなたも世界旅行へ出かけられるようになるのです。
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グーグル、VRの普及状況を発表。Cardboardの出荷総数は500万台を突破、最も人気のアプリなど
(参考)
Google’s VR field trips are now open to everyone – VR SCOUT
http://vrscout.com/news/googles-virtual-reality-field-trips-now-open-everyone/