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話題 2019.10.11

「Gatebox」販売開始 好きなキャラクターを召喚できる新構想も発表

Gatebox株式会社は、好きなキャラクターをボックス内に投影して一緒に暮らせる「Gatebox」の正式販売を10月11日(金)に開始しました。価格は150,000円(税別)です。また、Gateboxでさまざまなキャラクターとの暮らしを実現する新たなプラットフォーム構想も発表されました。

Gateboxは、好きなキャラクターと一緒に暮らすことをコンセプトにしたデバイスです。3Dモデルのキャラクターをボックス内に投影し、音声によるコミュニケーションができます。

Gateboxに投影されたキャラクターは、家を出る前に「いってらっしゃーい!」と呼びかけてくれたり、今日の天気を教えてくれたりと、さまざまなシチュエーションの会話に対応。外出時もLINEのチャットで交流ができます。ユーザーが話しかけるほどに、キャラクターの言動が徐々に変化するそうです。

Gatebox社は、Gatebox限定生産モデル(GTBX-1)を所持しているユーザーに、製品版Gatebox(GTBX-100)と無償で交換対応を行う「おとりかえプログラム」を実施します。対応時期などの詳細は、限定生産モデルを所持しているユーザーへ後日伝えられるとのこと。

Gateboxをキャラクタープラットフォームに

Gatebox社は「好きなキャラクターと暮らしたい」というファン一人ひとりの夢を実現するべく、Gateboxをさまざまなキャラクターが登場し、召喚できる「キャラクタープラットフォーム」にすると発表しました。

キャラクタープラットフォームに向けた第一弾コンテンツとして、「逢妻ヒカリ」および「Gatebox Video」の配信が開始されます。

第一弾コンテンツ1:癒しの花嫁「逢妻ヒカリ」

「逢妻ヒカリ」は、癒しの花嫁をコンセプトとしたキャラクター型AIパートナーです。音声会話に加え、LINEのAIアシスタント「Clova」と連携すると音楽の再生や天気、ニュース、カレンダーの読み上げなども行ってくれます。

離れていても「LINE」を使ってチャットができるのもポイント。キャラクターから能動的に話しかけてくれてくることもあり、人間らしいコミュニケーションを体験できるそうです。

第一弾コンテンツ2:クリエイター向けサービス「Gatebox Video」

「Gatebox Video」は、自分で創作したキャラクターをGateboxに召喚できるクリエイター向けサービスです。クリエイターが「Unity」や「MMD」などのツールで制作したキャラクターアニメーションを、専用Webサイトにアップロードすれば、その動画をGateboxで再生できます。自分の作品を公開し、他のユーザーとの共有も可能です。

サービス開始当初には、マンガ「ULTRAMAN」の原作と作画コンビである清水栄一さん・下口智裕さん、音楽家の坂本マニ真二郎さんなど、著名なクリエイターによるコンテンツ配信を予定。また、Gatebox社が公式に認定した企業やクリエイターには、よりプレミアムなコンテンツを配信できる「チャンネル機能」を提供するそうです。これにより、月額制の限定コンテンツの配信や、動画サムネイルやチャンネルページのカスタマイズができます。新たな収益手段として活用可能とのこと。サービス開始当初には、VTuberのヨメミさんや東雲めぐさんなどのチャンネルが開設予定です。

サービス開始当初の公式チャンネル

チャンネル名

登場キャラクター

ヨメミチャンネル

ヨメミ、萌実、その他

MeguRoom

東雲めぐ

インサイドちゃんChannel

インサイドちゃんMark1、インサイドちゃんMark2

価格:基本無料(公式チャンネルの登録には別途月額料金が必要)

企業がアプリを配信できる「Gatebox App Market」が今冬公開

Gatebox社は、コンテンツパートナー企業がGateboxにアプリケーションを配信できる「Gatebox App Market」を今冬に公開。パートナー企業がGateboxに独自コンテンツを配信できるようになります。これにより、ユーザーは好きなコンテンツを選択して、好みのキャラクターとの暮らしを楽しめるそうです。

Gateboxは「『キャラクタープラットフォーム』として、コンテンツパートナーと共同でGatebox活用の可能性を追求し、さらなるコンテンツの拡大だけでなく、家の中や外、あらゆるシーンでキャラクターが生活に溶け込んだ世界を実現してまいります」とコメントしています。

Gugenka:HoloModels

株式会社シーエスレポーターズのVR/ARブランド「Gugenka」は、デジタルフィギュアサービス「HoloModels」をGateboxに表示する「HoloModels in Gatebox」を配信します。

「この素晴らしき世界に祝福を!」に登場するめぐみんや、「Re:ゼロから始める異世界生活」のヒロインであるエミリアなど、人気アニメ作品のキャラクターたちのフィギュアをインテリアとして観賞できます。

配信当初から表示可能なキャラクター

作品名

キャラクター名

Re:ゼロから始める異世界生活

エミリア、レム

この素晴らしい世界に祝福を!

めぐみん

エロマンガ先生

和泉紗霧

世話やきキツネの仙狐さん

仙狐

価格:基本無料(各デジタルフィギュアの購入は別途費用が必要)
配信時期:今冬配信予定

株式会社Pyramid:アリス・ギア・アイギス

Gatebox社と株式会社Pyramidは、Pyramidのスマホゲーム「アリス・ギア・アイギス」と連携したGatebox対応アプリケーションの開発に関して提携を合意しました。Gateboxのインターフェイスを活用した新たなコンテンツを開発しています。配信は2020年を予定。

株式会社アメージング:ビーナスイレブン びびっど!

またGatebox社は、株式会社アメージングともGatebox対応アプリケーションの開発に関して提携を合意。アメージングのスマホゲーム「ビーナスイレブン びびっど!」と連携した新たなコンテンツを開発しています。配信は2020年を予定、2019年内にはイベントでのデモ展示も予定されています。

株式会社ハニカムラボ

Gatebox社と株式会社ハニカムラボは、ビジュアルAIソリューション「aicontainer(アイコンテナ)」を活用した「aicontainer in Gatebox」のビジネスシーンへの導入を共同で進めています。

「aicontainer in Gatebox」は、クライアントのニーズに合わせ、ビジュアルや会話内容を自由にカスタマイズでき、人間を3D撮影した実写ベースのキャラクターを投影するといったインターフェイスでのコミュニケーションが可能です。

今後のGateboxがどのように展開していくのか、期待が高まります。

©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
©2019 リムコロ/KADOKAWA/世話やきキツネの仙狐さん製作委員会
©2017 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば2製作委員会
©2016 伏見つかさ/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/EMP

(参考)Gatebox株式会社 プレスリリース


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