フェイスブックは、4月12日から開催されたF8にて、新たな製品として360度カメラ「Surround 360」を発表しました。F8は毎年1回開催されているフェイスブックの開発者会議です。
今回発表されたSurround 360はフェイスブックが開発している360度カメラで、プロ仕様を謳っています。内蔵されているカメラは17台。側面に展開する14台のカメラはいずれも2048×2048の画質で60fpsの撮影が可能。それぞれ画角は77度とされています。すべてのカメラは同期しており、数時間の撮影でも熱がこもらないとのこと。立体視可能な3D撮影ができ、最高で片目8Kの動画が撮影できるとしています。
撮影した360度動画は、Facebook上にアップロードされた場合、同社の開発したストリーミング技術ダイナミックストリーミングシステムによりGear VRで高品質な360度動画として楽しめるようになります。
フェイスブックはこのSurround 360をオープンソース化するとしており、ハードウェアのデザインと各カメラの映像をつなぎ合わせるスティッチングのソフトウェアのコードをいずれも夏にはGithubに公開するとしています。
プロ仕様の360度カメラは、ノキアがOZOを60,000ドルで、またGoProがOdessayを15,000ドルで公表しています。
(参考)
Facebook Unveils ‘Surround 360′ an ‘Open’ 3D 360 Camera and Video Stitching Pipeline – Road to VR
http://www.roadtovr.com/facebook-unveils-surround-360-an-open-3d-360-camera-and-video-stitching-pipeline/