Home » clusterの大規模アップデートが発表! 遊びやすさやソーシャル機能、初心者参入が改善


cluster 2023.06.23

clusterの大規模アップデートが発表! 遊びやすさやソーシャル機能、初心者参入が改善

6月22日(木)、メタバースプラットフォーム「cluster」にてカンファレンスイベント「Cluster Conference 2023 in Summer」が開催。今後実施されるアップデートの内容や、新会社設立などの新展開について発表されました。以下にて順に紹介していきます。

アップデート内容の紹介

新メインメニュー

「cluster」のメインメニューがリニューアルされます。デザインが一新され、各項目の可視性などが向上。ほしい情報へよりアクセスしやすくなると見込まれています。リリースは7月中旬の予定です。

「アバターメイカー」UI改善

「cluster」内でアバターを作ることができる「アバターメイカー」のUIがリニューアルされます。衣装が形状ごとにまとめられ、体の各部の色も自由に変更できるようになり、使い勝手が改善される見込みです。リリースは来週(6月26日週)を予定しています。

モーション改善

アバターのモーションが一新されます。既存モーション「歩き」「ジョギング」「走り」の動きが見直され、「ジャンプ」モーションには「着地」の動きも追加。そのほかにも随時アップデートがかかる予定です。リリースは7月初旬予定です。

ステレオ音源対応

ユーザーからの要望の多かったステレオ音源が対応します。まずは「サブ音声」から利用可能となり、合わせて音声関連のUIも刷新される予定です。リリースは8月初旬を予定しています。

写真フィード

新たに「写真フィード」という機能が追加されます。「cluster」で撮影した写真を共有できる機能で、フレンドがアップロードした写真や人気の投稿をスマホからでも閲覧でき、「いいね」やコメントでリアクションすることもできます。

写真は「cluster」内から直接投稿できます。また、ワールド・イベントのページからも関連写真を閲覧でき、そのワールドやイベントでなにが起きていたかを知ることができます。リリースは8月初旬を予定しています。

スペース

ワールドをもとに作られる、ユーザーが実際に入場可能な空間「サーバー」が、「スペース」という名称に改められます。

あわせて、トップページがワールド単位ではなくスペース単位で表示されるように変更。スペースそのものにも、スペースを作成したオーナーにユーザー管理できる権限が付与されたり、スペース自体にタグ付けができるようになる、といった新機能が追加されます。

こうした機能によって、「どんな場所なのか」が入場前にわかるようになり、また、いわゆる荒らしユーザーへの対応も行いやすくなるとのことです。リリースは8月初旬を予定しています。

ホームクラフト

「cluster」ログイン後に最初に訪れる「ホームワールド」を、ワールド制作機能「ワールドクラフト」を用いて自由に制作できる「ホームクラフト」機能が追加されます。

これまで、ホームワールドはキャンプ場のような空間でしたが、これをユーザーが自分で作成した空間に置き換えることができるようになります。

作成時にはテンプレートが提供され、このクラフト機能で利用できるパーツを提供する「マイホームパック」もリリース。さらにチュートリアルも実装される予定です。リリースは再来週(7月3日週)を予定しています。

clusterツアー

「cluster」の機能や遊び方を紹介するチュートリアル機能「clusterツアー」が登場します。ホームワールドから何度でも体験でき、「cluster」をはじめたばかりの人でも、「cluser」の概要を理解してから遊び始めることができます。リリースは7月中旬を予定しています。

clusterポイント&商品チケット

新たに「clusterポイント」「商品チケット」が登場します。「clusterポイント」を一定数集めると「商品チケット」と交換できるようになります。

「商品チケット」は、一部のアバターやアクセサリーなどと無料で交換することができるチケットです。これを活用することで、デフォルトアバターからスタートした新規ユーザーが、思い思いのアバターなどを使うことができるようになります。

クリエイター側は、「cluster」にて公開中のアバターやアイテムを「チケット引換対象商品」として登録することができるようになり、チケット交換で活用してほしい制作物を提供できるようになります。本機能については、別途クリエイター向けに説明会が開催予定です。リリースは7月中旬を予定しています。

ミッション

「カメラで写真を撮影する」「ワールドクラフト機能を起動する」といった”お題”が、ユーザーに対して提供されるようになります。これらのミッションをクリアすると、上述の「clusterポイント」が入手できます。

「clusterポイント」を無料で入手する手段であり、かつ「cluster」の基本的な使い方を理解するチュートリアルも兼ねている機能です。基本的には初心者向け機能ですが、なかには昔から遊んでいるユーザーも楽しめる「隠しミッション」も用意されるとのことです。リリースは7月中旬を予定しています。

ビギナーシステム

ユーザーがどの程度「cluster」で遊んでいるかどうかを可視化するシステム「ビギナーシステム」が導入されます。

「cluster」を始めたてのユーザーは「トラベラー」からスタートします。「トラベラー」ユーザーは青い足跡のマークが表示され、いくつかの機能に制限がかかるとのことです。上記のミッションとして提供される「トラベラーズミッション」をクリアすることで、次のランクである「ビギナー」へ移行します。

「ビギナー」は緑色の芽のようなマークが表示されます。この状態で数ヶ月ほど「cluster」で過ごすと、「一般ユーザー」へ移行します。なお、「ビギナー」ユーザーに対しては「将来ちょっとお得なこと」があるかもしれないとのことです。

「cluster」をどの程度遊び、慣れているかを表示することで、初心者の存在に気づきやすくなり、コミュニケーションの活性化が期待されます。リリースは7月中旬を予定しています。

ロビーリニューアル

ユーザーが「cluster」起動後にまず訪れる基本ワールド「ロビー」が大幅にリニューアル。アトリウムのような空間から、広大な広場のようなロケーションへと一新されます。

ワールド紹介コーナーは引き続き登場するほか、カフェテリア、ストアコーナー、ライブスペース・イベントスペースといった場所も登場し、より多くの人が交流しやすい場所へと生まれ変わります。リニューアルは7月中旬を予定しています。

「Clsuter Creator Kit」にベータ機能が追加

「cluster」向けのワールド構築キット「Clsuter Creator Kit」に、新たに「ベータ機能」が追加されることも発表されました。本リリース前の新機能が先行体験できるようになり、ユーザーのワールド制作の幅がさらに広がると期待されています。

AIチームの発足

クラスター株式会社にて、新たにAIチームが発足されました。

AIチームは「レコメンデーション」「LLM活用による自律型エージェント」「3DCGコンテンツ作成支援ツール」などの軸で、ユーザーをサポートするようなAI活用に取り組みます。クラスターでは以前より、「メタバース研究所」にて「AI×メタバース」の研究を進めており、今回のAIチーム発足はこの流れを拡大させるものです。

AIチーム発足にあたり、共に研究を進めるポジションの採用も進められます。「メタバースでのAI活用」に興味があるサーバーエンジニア、Unityエンジニア、リサーチャーなどを積極採用中とのことです。詳細はクラスター株式会社のリクルーティングページをご確認ください。

新会社・クラスタークリエイタージョブズ株式会社設立

そして、バーチャル経済圏のさらなる加速のため、新会社・クラスタークリエイタージョブズ株式会社の設立が発表されました。

クラスタークリエイタージョブズ株式会社は、「cluster」を活用したメタバースイベント・企画などを実施したい企業と、「cluster」を中心に活躍するメタバースクリエイターのマッチングを行う企業です。同社にはコンサルタントが所属し、企業とクリエイターの仲介を担います。

6月22日にはクリエイターの登録申請もスタートしました。応募フォームはこちら。応募に必要な条件は以下の通りです(①②ともに必要条件)。

①応募時の1年前から、clusterに Cluster Creator Kit を使用した公開ワールドをアップロードされている方
②応募時の直近60日以内で、clusterに公開ワールドを更新またはアップロードされている方

(参考)cluster公式note


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード