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投資 2023.07.04

メガネに「後から付ける」ARデバイス開発企業、300万ドルを調達 ChatGPT統合も

6月27日、ARスタートアップのBrilliant Labsが、300万ドル(約4億3,000万円)の資金調達を実施しました。資金はチーム拡大や、オープンソースのAIを搭載したスマートグラスの研究開発に使用される予定です。


(出所:Brilliant Labs、以下同様)

今回の調達はシードラウンドで、Oculusの共同創業者であるBrendan Iribe氏、Siriの共同創業者であるAdam Cheyer氏、Pebbleの創業者であるEric Migicovsky氏、Plug & Play Venturesなどが参加しています。

メガネにクリップで取り付けるARデバイス「Monocle」

Brilliant Labsは2019年設立。既存のメガネにクリップで取り付けるARデバイス「Monocle」を開発、2023年2月に出荷を開始しました。Monocleは主に文字情報を表示します。ユーザーは瞬時に重要な情報にアクセスできるだけでなく、現実世界の風景を見ることも可能です。

また、Monocleはオープンソースのデバイスであり、内蔵マイク、カメラ、およびFPGAアクセラレータチップが組み込まれています。これにより、音声入力やカメラ機能を利用したさまざまなアプリケーションを開発することができます。バッテリー寿命は、充電ケースを利用した場合、最大6時間。また、高速充電も可能です。

ジェネレーティブAIをARに活用

Brilliant Labsの創設者兼CEOであるBobak Tavangar氏は、「ジェネレーティブAIは、ARの鍵になると信じています。Brilliant Labsでは、開発者とクリエイターが未来を再構築するためのオープンソースのエコシステムを構築しており、Monocleはその始まりにすぎません」とコメント。「ChatGPT」をMonocleに統合する「arGPT」の立ち上げも発表しており、コンテンツ開発やユーザー支援において、ジェネレーティブAIを活用する方針を打ち出しています。

(参考)Road to VR
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