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ゲーム・アプリ 2020.01.02

初速は「Beat Saber」以上 VRゲーム「Boneworks」が好調

12月10日に配信開始したVRシューティング「Boneworks」が、発売からわずか1週間で売上300万ドルを達成しました。並み居るSteamのVRコンテンツの年間売上を1ヶ月足らずで抜き去るなど、大ヒットをうかがわせるスタートです。

「Boneworks」は、これまでに「Duck Season」や「Hover Junkie」などの開発実績を持つVRゲームスタジオStress Level Zeroが開発しました。物理法則を活かしたアクションで、ゲームを進めます。

2019年売上ベスト12にランクイン

スタジオによれば、リリースした最初の週の売上本数は10万以上、金額にして300万ドルに上るとのこと。2018年に大ヒットしたVRリズムゲーム「Beat Saber」が、発売から1ヶ月かけて売上10万本で200万ドルに到達したことを考えると、非常に好調なスタートと言えます。
この実績を以て、発売から1ヶ月未満ながらSteamの2019年VRゲーム売上上位12作品にランクイン。他のコンテンツの年間売上に、1ヶ月足らずで並びました。さらに本タイトルはゲーム配信プラットフォームSteamでのみ入手可能という点を考慮すれば、300万ドル到達の速さが異例であると推し量れます。

YouTubeでVRコアユーザー以外にもアプローチ

成功の背景にあるのが、従来と一線を画したそのマーケティング手法です。Stress Level Zeroの設立者Brandon Laatsch氏は、”Freddiew”、”Node”といったYouTubeチャンネルの運営に携わった経験を持ちます。「Boneworks」の拡販には、同氏のこの経歴が活かされました。動画配信を通じ、VRのコアなコミュニティ以外にも積極的なアプローチを仕掛けたのです。
2018年4月以降、YouTubeでは「Boneworks」の開発段階を紹介する10の動画が配信されました。これらの動画は、総計で2,100万以上の再生回数を記録。中でも最も視聴された動画”Boneworks – Next Gen VR Gameplay!”は、670万ビューを誇ります。

詳細は不明ながら、今後は一体型VRヘッドセットOculus Questへの展開も計画しているとのこと。快進撃がどこまで続くのか、2020年も注目されます。

(参考)Road to VR
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