ドイツの車両メーカーBMWは、VRプラットフォーム「Spatial」上に、自社のバーチャルワールド「BMW Motorrad MetaRide」を開設しました。同社の新型EVバイク「BMW CE 02」をバーチャル上で体験できます。
「BMW Motorrad MetaRide」は、Meta Quest 2とMeta Quest Pro、PCでアクセス可能。ワールドは、BMWのバイクブランド「BMW Motorrad」の世界観を表現しており、作成したアバターで「BMW CE 02」に乗って試乗することができます。バーチャルトークンを集める要素やアバター向けのジャケットなども用意されています。
なお、このワールドは今後、段階的に拡張される予定。最終的にはBMWの他プロダクトなどもワールド内に設置される計画とのこと。
BMWは以前からXRを活用したプロモーションを行っていることで知られています。2022年、EVの「BMW i4」と「BMW iX」をARで表示できるコンテンツを展開。2023年5月には、Meta社のCEO、マーク・ザッカーバーグ氏がBMW車の中でMeta Quest 2をプレイする動画が公開され注目を集めました。
また7月7日(金)には、オートバイ用のスマートグラス「BMW Motorrad ConnectedRide Smartglasses」を発表。同デバイスは、Bluetoothでスマートフォンアプリと接続し、道のナビゲーションや速度表示などの情報を視界に表示します。2023年後半にカナダでまず発売される計画で、価格や詳細情報は後日公開される予定です。
「Spatial」とは?
「Spatial」は、異なるデバイス間でコミュニケーションが取れるコラボレーションプラットフォームです。ユーザーが、ビデオやアバターを通じて同じ空間でコミュニケーション可能。3Dオブジェクトの操作や、ペンで空間に文字を書くといった動作もできます。
(参考)VRScout
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