Yoster提供のスマートフォンゲーム「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」は、魅力的なキャラクターと奥深いストーリーが人気となっている作品ですが、VTuberのゲーム実況配信でも大きな盛り上がりを見せています。
「ブルーアーカイブ」の生配信で特に人気を集めているのは、名取さなさんのゲーム実況です。本編のプレイはもちろんのこと、ゲームの重大告知の同時実況、資料を自ら制作してのプレゼン配信、登場人物への愛を語る配信など、様々なアプローチで熱心にゲームの魅力を伝えています。
また大きく特徴的なのは、ゲーム本編でのキャラクターの声を再現したナレーションです。各キャラクターの声色や喋りのクセを押さえたうえで、登場人物が本当に話しているかのような声あてを即興で行っており、その表現力の高さが視聴者を驚かせています。
ストーリーやキャラクターへの深い考察で知られているのが卯月コウさんです。ストーリーの実況では、キャラクターのセリフの細かい部分にまで注目し、登場人物たちが普段からどのような思考で動いているのかを（妄想を含みながら）語っています。特に本編の中でも特に重厚な内容で知られる「エデン条約編」では、主人公とキャラクターたちの関係性に自分を重ね合わせ、激しく取り乱してしまう場面も。視聴者と考察を深め合いながら進める実況が人気を集めています。
最近になって「ブルーアーカイブ」に興味を持ち、積極的にゲーム実況を行っているのが、アンジュ・カトリーナさん。アンジュさんは特にキャラクターの可愛さに着目することが多く、衣装の美しさや顔だちの良さを称賛しながら「自分ならどの子と付き合うか？」「デートのときはどんなことをしたいか？」などを視聴者と和気あいあいと語り合っています。
他にも、神楽すずさんやニュイ・ソシエールさん、ましろさん等、「ブルーアーカイブ」について熱心に配信し、その魅力を語っているVTuberは多く見られます。生徒募集（ガチャ）の結果のみを披露するだけでなく、作品そのものへの愛情が伝わる配信も多く、ゲーム初見の視聴者にも関心を持たれているようです。
また提供元のYoster社側は、他作品の「アズールレーン」や「雀魂」などで、VTuberとのコラボを積極的に実施していることで知られています。2020年のMoguLiveでのインタビューでは、Yoster社はVTuberについて「皆さんからのお言葉を見るに『YostarはVTuberが好きな会社』とのご評判をいただいているようには感じます」と触れたうえで「我々自身がVTuberの大ファンでもあるので、ファンの皆さんが喜んでくれるようなコンテンツをファン目線に立って制作していきたい」と話しています。
今後もVTuberが注目するようなコンテンツが登場することになるのか、その点にも注目したいところです。
