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Meta Quest 2024.01.22

部屋の中に立体的なパズルが出現! テトリス風のMRゲーム「BloxAR」を遊んでみた

Meta Quest 3のリリース以降、MR技術を活用したゲームへの注目度が高まりつつあります。アプリによっては、部屋やリビングなどをそのまま“ゲーム空間”にして遊ぶことができます。

今回は、現在販売されているARパズルゲーム「BloxAR パズル(以下BloxAR)」をピックアップ。ARでどのようにパズルを遊べるかを紹介します(※:本作のレビューにはMeta Quest Proを使用しています)。

“奥行き”のあるテトリス風ゲーム

「BloxAR」は2024年1月に配信が開始されたパズルゲーム。ゲームとしては“3Dテトリス”に近い作品です。現在は「App Lab」で配信中で、Meta Quest 2、Meta Quest 3、Meta Quest Proで遊べます(※Quest 2ではAR映像が白黒になるので注意)。


(チュートリアルの一幕。画像はパススルー(背景映像)がオフの状態で撮影)

空間上に出現する四角や棒、T字型のブロックを立体的に積みあげていくというのが基本的なゲームのルールです。“一列(一面)”がすべて埋まると、その面が消えてスコアを獲得できます。つまり、テトリスと同じですね。

ユニークなのは、ブロックの置き場所に「奥行き」がある点です。平面(横軸と縦軸)だけでなく、“奥の配置”も考えてブロックを置いていく必要があり、立体的な思考が求められます。ブロックは、横向きのほか縦方向にも回転できます。自由度はありますが、ブロックの落ちてくる際の置き方を事前にイメージしなくてはなりません。正直、かなり頭を使わされました。

一方向だけを見ていてはいけません。特に中盤以降は、ブロックの隙間などが多くなり、きれいに消せなくなっていきます。なので、上下左右、360度、自由にアングルを変えながら、隙間が無いかを確認してみましょう。これがゲームプレイのコツです。


(積みあがってくるとブロックの重なりが分かりにくくなるので……)


(アングルを変えてみよう!)

ただ、じっくりと見回していると、いつの間にかブロックが落ち切ってしまい、一気に窮地に陥ることも。積み上がる前に、ブロックの場所を把握するのが、より重要です。

なお今作には、より「テトリス」っぽい2D対応のモードもあります。立体ブロックが難しいという人は、こちらに挑戦してみましょう。筆者も3Dモードで疲れた後、こちらで癒されていました。

まとめ:シンプルさと奥深さが共存するARパズルゲーム

「BloxAR」は、シンプルながらも奥深いパズルゲームでした。現実の景色を見ながら、ブロックを様々なアングルで観察できるという点が、MR技術の魅力を感じさせてくれます。

操作はコントローラーで行いますが、個人的にはハンドトラッキングに対応してくれれば、さらにプレイを楽しめそうです。「BloxAR」の今後のアップデートに期待したいところです。

空いた時間に気軽に楽しめる「BloxAR」。これまでMRゲームを遊んだことがない人にもオススメできる作品です。

「BloxAR」のストアページはこちら:https://www.meta.com/ja-jp/experiences/6862863977127594/

執筆:井文


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