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ゲーム・アプリ 2021.06.24

VRゲーム「Blaston」フェイスブックが実験中のVR広告テストから撤退

スウェーデンのゲームスタジオResolution Gamesは、同社のVR決闘ゲーム「Blaston」が、フェイスブックが試験中のVR広告システムから“撤退”することを発表しました。

「Blaston」は、1960年代に放映されたテレビドラマ「ワイルド・ウエスト」の銃撃戦に着想を経て作られた、1対1形式のVR決闘ゲーム。プラットフォームに立ち、近未来的な武器を装備して相手と戦います。

VR広告システムは、その名の通りVR環境(「Blaston」の場合はゲーム内)に広告を表示する仕組み。今回のテストは、デベロッパーが、Oculusプラットフォームで収益を得られる新たな方法を模索することが目的とされています。「Blaston」は、テストへの参加が公表された最初のVRゲームでした。

テストからの離脱について、Resolution GamesのCEO、Tommy Palm氏のコメントを抜粋します。

Resolution Gamesでの我々のミッションは、VRの進む道が全員にとって良い(結果)になるよう、業界を手助けすることです。時にそれは、何が機能し、機能しないかを確認するため、実験の1番手になることも意味しています。

我々は、先週アナウンスされた、「Blaston」やその他のゲームで行われるOculusの広告テストに寄せられたフィードバックについて感謝しています。良い点はあったとはいえ、我々は、「Blaston」が広告テストにフィットしていないと判断しました。よって、我々はこれ以上テストに「Blaston」を参加させません。その代替案として、我々の無料VRゲーム「Bait!」で、いずれこの小規模なテストを行えるかどうか検討しています。

レビューに相次ぐ“低評価爆撃”

広告テストへの参加が公表された直後から、「Blaston」の商品ページ(Oculus StoreSteam)では、レビューでの“低評価爆撃”が相次いでいました。今回のPalm氏のコメントと、テストからの離脱決定は、このような背景が大きく影響しているものと思われます。

(参考)UploadVR


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