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VRヘッドセット 2023.02.14

世界最小・最軽量のVRHMD「Bigscreen Beyond」発表 両目5K・PC接続で重さは127g

米国のBigscreenは2月14日、独自のVRヘッドセット「Bigscreen Beyond」を発表しました。同社は、VRで友人等と大画面で映画を見れるソーシャルVRサービス「Bigscreen」を展開。今回、初めて独自のハードウェアを発表しました。

「Bigscreen Beyond」は、片目2560×2560のマイクロ有機ELディスプレイを搭載。PCに接続して使うタイプで、ヘッドセット単体では127gの世界最小を謳っています。日本円での価格は164,800円。出荷は2023年第3四半期とされています。

「Bigscreen Beyond」はBigscreenが展開する初のVRHMDです。世界最小を謳い、長さ14.3cm、幅5.2cm、重さは127g(デフォルトのバンドは28g)です。最狭部は2.4cmとのこと。顔へのフィッティングを行うために、スマートフォンを使って顔面の3Dスキャンを行うことで顔の形や目と目の間の距離(瞳孔間距離)を調整。15種類存在しているサイズの中から、適切なものが選ばれるほか、クッションも最適なものが届けられるとのことです。

ディスプレイには、マイクロ有機ELを採用。片目2560×2560と高い解像度を実現しています。画素密度は28ppd、リフレッシュレートは最大90Hz。薄型のカスタマイズされたパンケーキレンズを使用し、視野角は水平90度、垂直93度です。

トラッキングはSteamVR(1.0と2.0両方)に対応。HTC VIVEシリーズやValve Indexと同じで、外部固定したBasestationでアウトサイドインと呼ばれる方式での精度の高いトラッキングが実現します。コントローラーは付属せず、Valve Index ControllerやVIVE Tracker、Tundra Trackerなどが使用可能です。

PCとは有線で接続。DisplayPort1.4とUSB3.0端子を使用します。PCで遊べるSteamVRに対応しており、メジャーなVRコンテンツは他のPCVRヘッドセットと同様に遊ぶことができます。PCのスペックとして求められるGPUは、Nvidia RTX 2070以上、AMD RX 5700 XT以上とのこと。

頭部に固定する軽量なバンド以外にヘッドホンなどを搭載してさらに固定感を増したタイプのヘッドバンドもオプションで販売されます。

価格は999ドルで公式サイトにて予約受付中です。日本円では164,800円(税込)、送料無料で日本からも予約可能であることを確認しました。出荷時期は米国内が2023年第3四半期から、米国以外には2023年第4四半期の出荷になります。

(参考)BigscreenRoad to VR


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