ドイツのCrytek社は、Oculus Rift向けに制作していたVR技術デモ『Back to Dinosaur Island』を公開しました。
この『Back to Dinosaur Island』は、2015年3月にサンフランシスコで開催されたGDCで展示されたもの。恐竜の巣にいるプレイヤーが3分ほどの体験をするとうもの。初心者でもVRに慣れることができるように360度を活かした見事な視線の誘導や、プレイヤーの位置に合わせた恐竜とのにらみ合いなど工夫が盛り沢山です。
Crytek社はFPS『クライシス』などを制作し、ゲームエンジンCryEngineを提供しているゲーム会社です。VRゲームの開発に大きく舵を切り、ノウハウの蓄積を急速に進めています。PlayStation VR向けに『Robinson: The Journey』を開発しています。
『Back to Dinosaur Island』はゲームプラットフォームSteamにて、こちらより無料でダウンロードが可能です。
なお、同ソフトを動作させるための最低限の環境として公式が提示しているのは以下の条件です。
OS: Windows 7, 8 or 10 (64bit)
Processor: Intel Core i7-2600K CPU 3.40GHz
Memory: 16 GB RAM
Graphics: NVIDIA GTX 980 か AMD Radeon R9 290
DirectX: Version 11
Hard Drive: 2 GB available space
Additional Notes: Oculus Rift DK2 required, SDK Version 0.6 or 0.7 (0.8 coming in the future)
なお本技術デモのメイキング及びCrytek社のVRゲーム開発に関しては、8月に開催されたCEDECでの講演で詳しく語られています。