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話題 2022.05.26

スイスの人類学者による「バ美肉」に関する論文がジュネーブ大学の学術賞を受賞

スイスの人類学者リュドミラ・ブレディキナ(ミラ)氏によるバ美肉(バーチャル美少女受肉)に関する研究論文が、ジュネーブ大学のジェンダー分野の学術賞「プリ・ジャンル」を受賞しました。

ミラ氏が受賞した修士論文のタイトルは「バ美肉:バーチャルパフォーマンスの背後にあるもの。テクノロジーと日本演劇を通じたジェンダー規範の争奪(※)」。論文ではバーチャル世界で美少女になる日本発の文化「バ美肉」に焦点を当て、美少女として振る舞うことがジェンダー規範(Gender Norms)にどのような影響を与えるかを、様々な観点から考察しています。

※原題:Babiniku: what lies behind the virtual performance. Contesting gender norms through technology and Japanese theatre

ミラ氏は日本のVTuberやバ美肉などが人間のアイデンティティやコミュニケーションに与える可能性について着目し、これまでに様々な研究レポートを発表しています。また、VTuberのバーチャル美少女ねむ氏とともに「ソーシャルVR国勢調査2021」を実施しており、自身もアバターを介して活動の幅を広げています。

(参考)プレスリリースソーシャルVR国勢調査2021


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