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話題 2022.12.23

「アバターアワード2022」の授賞式が開催!選出されたアバターがバーチャルランウェイを歩く

一般社団法人VRMコンソーシアム主催のアバターを審査・表彰する「アバターアワード2022」の授賞式がニコニコ生放送にて開催され、各賞の受賞者が発表されました。

「アバターアワード2022」では、アバターを評価する「アバター部門」と、アバター同士の交流をテーマとする「アバターライフ部門」の2部門で募集。エントリー期間中に投稿された「アバター部門」の作品総数は184点にのぼり、そのうち最終ノミネートとして選出された11作品が、12月22日(木)の「アバターアワード2022授賞式」生放送のバーチャルランウェイにてパフォーマンスを行いました。

審査員には、「ViVi」などの雑誌を手がけてきたファッション・クリエイティブ・ディレクターの軍地彩弓氏、アニメ「ようこそ実力至上主義の教室へ」や「ご注文はうさぎですか?」の監督を務めた橋本裕之氏、「ケロロ軍曹」の作者や「けものフレンズ」のコンセプトデザイナーとして広く知られる吉崎観音氏、電撃文庫「ソードアート・オンライン(SAO)」などの編集者として知られる三木一馬氏が参画しました。

「アバター部門」受賞結果一覧

最優秀賞

・「amele」(投稿者:大幸太一氏)

【審査員コメント】

・ポップさとキュートさ、東京KAWAIIを体現している。後ろのリュックのネコなど、ウィットに富んでいるところも素晴らしいです。(軍地)

・動き出すとすぐに、見どころと楽しさが溢れるキャラクターであることが伝わってきました。(吉崎)

・動きのない画像のみでの書類審査では、あまり評価していなかったのですが、ランウェイでの動きによって血が通ったような生き生きとした印象になりました。服装の揺れ動く流れもゴージャスで良かったです。(三木)

優秀賞

・「REIRO12th 魔態遍照」(投稿者:REIRO_MCno151 VBC CLI氏)

【審査員コメント】

・物理的なデザインではあり得ない空中に浮かぶようなデザインはアバターのファッションならではだと思いました。髪型、ブーツに至るまで描き込まれた不思議な個性を感じます。(軍地)

・「Lilith」(投稿者:Yencho氏)

【審査員コメント】

・各所抑えた表現が、2D・3Dの境界を感じさせない効果を作り出していて目を奪われてしまいます。一歩進んだ表現を感じました。(吉崎)

・服の柄が本当に綺麗。色んな物がミックスされていてキャラクターのミステリアスさとマッチしてる気がします。(橋本)

・「音無むおん Cyber Punkモード」(投稿者:バーチャルしろくま氏)

【審査員コメント】

・色使いがかっこいい!帽子まで動いているのが細かい。よく見ると靴底にまでラインが入っている!(橋本)

・まさに近未来なテクノロジーを彷彿とさせるコンセプチュアルなかっこいいアバターで、動きもまさにそのかっこよさが体現されていて良かったです。帽子の猫耳や、尻尾のアクセントも特徴的でいいと思いました。(三木)

■最終ノミネート作品一覧

「栗絵マナ」(投稿者:佐久間蒼乃氏) / 「グラキエース」(投稿者:thyme氏)/ 「UAJ-06」(投稿者:モォズ店長氏)/ 「VKILL 姫君の装い」(投稿者: HINAMIE氏) / 「とうろう蘭子」(投稿者:フィヤン子氏) / 「猫森ハクア」(投稿者:伽羅メルク氏)  / 「甘野氷」(投稿者:甘野氷氏、制作協力:Luy氏)

※アバターアワード全応募作品については、Twitterのハッシュタグ検索「#AvatarAward2022」から観ることができます。

「アバターライフ部門」受賞結果

 アバター同士の交流やアバターならではの活動が伝わる最高のショットを評価する新設の「アバターライフ部門」。応募作品40点の中から選ばれた栄えある初代受賞は「焚火を囲んでみんな野生に返るひと時」(投稿者:damakoko氏)です。

【審査員コメント:アバターアワード実行委員長 大前広樹氏】

 沢山の人が集まって、たき火の前で踊ったり音楽を奏でたりする様に「あ、この日はきっととても楽しくて、特別な時間だったんだろうな」という、幸せいっぱいの瞬間が伝わってきました。

※アバターライフ部門の応募作品については、Twitterのハッシュタグ検索「#AvatarAward2022」「#AvatarLife」から観ることができます。

「アバターアワード2022特別功労賞」は「バーチャル美少女ねむ」に決定

 「アバターアワード2022特別功労賞」は、アバター文化の一般への認知度向上や文化推進に最も貢献した人に贈られる賞です。初代受賞のキズナアイさんに続き、今回はバーチャル美少女ねむ氏が選出されました。

バーチャル美少女ねむ氏は2022年春に書籍「メタバース進化論」を出版し、自分自身の体験や数多くのユーザーへのインタビュー、そして全世界のユーザー1,200名を分析した大規模調査「ソーシャルVR国勢調査」を元にメタバースのリアルを明らかにしました。世界初の「仮想世界のルポルタージュ」を通して、アバター文化について広く詳しく紹介した功績を称え、表彰されました。

配信の様子はこちら。

(参考)プレスリリース


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