先日Appleから発表された新型デバイス「Apple Vision Pro」は大きな注目を集めています。
そこで気になるのは「実際に欲しいと思っている人はどれくらいの割合いるのか？」「多くの人はこのデバイスの何に注目しているのか？」といったところです。
MoguLiveでは読者を対象としたアンケートを実施し、166名の方に回答をいただきました。今記事では、その結果を発表します（※グラフはGoogleフォーム機能を利用しています）。
回答者の方の立場
Apple Vision Proを買おうと思いましたか？
絶対買う：10.8％
買うか検討中：19.9％
欲しいけど我慢：39.2％
いらない：30.1％
Apple Vision Proのどこに注目？（複数回答あり）
視覚表現（AR/VR/MR）：118票
ディスプレイの解像度や視野角：112票
ハンドトラッキング：104票
visionOS：72票
もし、Apple Vision Proが手に入ったら、その用途は？（複数回答あり）
XRコンテンツの体験（AR/VR/MR）：128票
動画や音楽の視聴：113票
ゲームを遊ぶ：88票
カメラによる3D撮影、記録：60票
Apple Vision Proについて今考えていることは？（一部抜粋・原文ママ）
・体験された方の感想を見ていると初めてVRに触れたときのようなインパクトのある体験のように見えるので、非常に高価なのを押して購入してもいいのかなと考え初めています。未来を先に感じるための出費として(何か開発などしなくても)価値がありそうかもっと知りたいです。
・見れば見るほど欲しくなりました。ですが特に裕福ではない一般人の身からすると高い…！あとはソーシャルVRがどれくらい対応するか気になります。
・個人的には電脳コイルの世界がコンシューマーの一つの理想だと考えてますが、その世界に一歩近づいたのではないかと思います。自分もいくつかVR機器を所有していますが、体験してみないとわからない部分が多いので先ずは自身で体験してみたいです。現状では価格が高くて手が出せませんが、数年後に手の届く範囲になった際には間違いなく検討すると思います。
・価格は機能を考えると納得できるし、中途半端なもの（未完成品を発表したという噂もありますが）を出せばアーリーアダプターさえ食いつかないことを想定したのではないでしょうか。ただ、バッテリー時間が短すぎるのが気にかかります。しかし多くのvr機器がそうであるようにヘッドセットは１時間以上つけているとかなり疲れるのも事実なので、付け心地がどうなのか早く体験したい。ARは現実との違和感の差がどれだけ無いかが重要なのでどの程度になっているのか楽しみです。発売される頃にはデベロッパによるユニークなアプリが色々出てきそうだと期待しています。chatgptを利用したヴァーチャルな彼女とか生まれそう。個人的には初代iPadを夫婦で買った時に感じた仕事のスタイルを変えてくれる気がしています。なんにせよこのハードからやっとVR/AR/XRのイメージが一般に定着するのではないでしょうか？この手の商品の場合、エンタメによりがちですが生活やビジネスにどうプラスになるかが重要だと思います。昨晩のデモにはその可能性を示唆した内容になっていたと思います。１年後の発売よりも１０年後にどれだけ一般の人々に定着するかが楽しみです。
・停滞気味なXRの現状を打破するゲームチェンジャーになってくれることを期待していましたが、予想以上に大型で高価だったのであまり普及しなそうな気がしています。Appleブランドの強みでユーザーが増えれば望みはあるかもしれませんが、もっと安価な競合製品が多数ある中でどれほど差別化できるのか……。私の凡庸な不安など吹き飛ばしてくれることを期待しながら、しばらくは経過を見守りたく思います。
・期待通りのものが、期待通りの価格で来たなと言う印象です（円安のせいで体感は高いですが）。デバイスには、快適な空間ディスプレイや、ARを利用したコミュニケーション体験を期待してます。また、iPhoneまでとはいかないにしても、手軽に装着利用ができることを期待したいです。例えば5分の空き時間にApple Vision Proを使ってなにかしたいと思い立って装着して、操作して、外すが完結することが可能、ぐらいが理想です。WWDCの発表では、既存のどのVR/ARデバイスとも違う体験を与えてくれそうな印象があったので、かなり期待してます。
・ハードのできはかなり良く楽しみな一方、ソフト面で既存のXR分野と共有できないものが多いのが残念でならない。(特にEye Sightなど長時間の使用を考えた作りしてるのか疑問が浮かぶ。Appleだからどう転ぶか分からないが…)今回はフラッグシップとして実際に開発者が触った感想待ちとしたい。何かのきっかけで入手できたらAR機器として触って見たいとは思う。付け心地も気になるし特にUI、UXは楽しみでもある。総じてどう転ぶか分からい機能ばかりで、実際に出るまでは「付け心地良さそうでいいなぁ」と言う感想にとどめざるを得ないのが残念。
・すごくワクワクするものが出てきたなと思いました。体現したいビジョン→必要な機能→値段の順に作られたのかなと思うのですが、世代が重なっていくにつれて価格を落としたり機能を調整しつつ普及を目指すのか、このままの価格を維持していくのか、別のモデルが出てくるのかが気になります。また、これを受けたMetaの反応も気になります。路線は違えど目指すところは同じな気がするし、商品化してないだけで今回発表された技術って大体Metaも持ってると思うので。まず無いけどMetaが50万のデバイス出したらどうなるんだろ…と夢想してしまいます。
――ご回答いただいた方々、まことにありがとうございました。
