Home » ボクセルグラフィックと派手なアクションのVRローグライク「Ancient Dungeon VR」発表


ゲーム・アプリ 2020.04.28

ボクセルグラフィックと派手なアクションのVRローグライク「Ancient Dungeon VR」発表

個人開発者Eric Thullen氏制作の新作VRゲーム「Ancient Dungeon VR」が発表されました。Steamitch.ioにてリリース予定で、Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift、Windows Mixed Realityのヘッドセットをサポートしています。また、itch.ioでは本作の導入部分をプレイできる無料体験版も配布中です。(※OSはWindowsのみ対応)

豪快なアクションと戦術の幅広さが売りのVRローグライク

「Ancient Dungeon VR」は入る度に地形が変わるダンジョンへと潜り、その最深部到達を目指すVRローグライク。プレイヤーは2種類の武器を駆使して襲い来る敵を撃退し、探索中に手に入る新たな装備品で能力強化を図りながら各階層を進んでいきます。敵の攻撃や罠で致命傷を受け、力尽きてしまうと装備類の大半が没収された状態でスタート地点に戻され、再び最初からやり直すことになります。しかし、探索を通して解禁した要素などは没収されず永続。繰り返し挑み続けることで、徐々に攻略しやすくなっていく、近年のインディーゲーム界隈におけるヒット作「Dead Cells」を意識した味付けがされています。

勢いよく武器を振って敵を攻撃すると、相応に吹っ飛ぶという物理法則に基づいた反応を見せることも特徴。壁にぶつけて追加ダメージを与えたり、時には奈落の底へ転落させると言った幅広い戦術を試すことができ、それが攻略のカギにもなってくるようです。武器も片方に近接武器、もう片方に投てき武器(遠距離武器)と分けられ、前者ではコントローラーを直接振り、後者ではトリガーボタンで放つと言った異なる操作による波状攻撃を仕掛けることも可能。武器に属性を付与する”エンチャント”もあり、火を付けたり、剣を振って雷を落とすなど、組み合わせ次第でより多彩な攻撃も可能になります。

グラフィックも「マインクラフト」に象徴されるボクセルスタイルを採用しており、若干、同作の派生作のような雰囲気も。しかし、中身はローグライクらしいスリル満点の内容で、各種独特な試みも相まって、他のVRダンジョン探索ゲームとは異なる新しさがあると、体験版をプレイしたUploadVRは報じています。

ゲームの仕上げに向けたKickstarterキャンペーンも実施

作者のThullen氏は現在、ゲームの残りの部分を仕上げるため、小規模なKickstarterキャンペーンも実施中。目標金額は4,000ユーロ(約4,315ドル)で、20ドル支払うことでSteam用のデジタルコピーが手に入ります。また、資金が集まれば、2020年の7月にはゲームをリリースしたいとの展望も語られています。Discordチャンネルも開設されており、体験版のフィードバックなども受付中とのこと。ローグライク好き、ダンジョンRPG好きには要注目の1本です。

(参考)UploadVR


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード