Meta社(旧フェイスブック)のソーシャルVRサービス「Horizon Worlds」の「個人境界線」機能がアップデートされました。自分のアバターと他ユーザーのアバターとの距離を、任意で調整できます(※日本ではサービス未発表)。
「個人境界線」機能は、自分のアバターと他ユーザーのアバターとの間に約4フィート(約1.2メートル)の距離が設けられ、それ以上は接近できなくなるという機能です。アバター同士が一定以上の距離に近づかないようにすることで、セクハラなどの「望まない交流」を回避できます。
今回のアップデートでは、ユーザーは以下の3つのオプションを選択可能となります。
友人以外の利用者をオンにする(デフォルト)
自分のアバターと、友達リストにない他ユーザーとのアバターとの間に、約4フィートの距離が設定されます。
すべての利用者をオンにする
自分のアバターと、全ての他ユーザーとのアバターとの間に、約4フィートの距離が設定されます。
オフにする
約4フィートの距離が設定されなくなります。ただし、望まない交流を防ぐための、小さな個人境界線が表示されます。
「個人境界線」の距離をオフにすることで、他ユーザーとのハイタッチや自撮りが行いやすくなり、より自由な交流ができるようになります。なお、2人で交流する場合は、「個人境界線」は互いの設定に関わらず適用されるとのことです。また、「Horizon Venues」では「個人境界線」はデフォルトで有効となり、全てのユーザーとの間に約4フィートの距離が設定されます。
今回の「個人境界線」機能アップデートは、コミュニティからのフィードバックを踏まえたものとのこと。今後もMeta社は、「個人境界線」がユーザーのVR体験にどのような影響をもたらすか、情報を集めながら改善を続けていくとのことです。
(参考)プレスリリース