2月16日(木)VRSNS「VRChat」の公式サイトで、新アップデート(オープンベータ版)の配信が発表。「OpenSound Control(OSC)」への対応が告知されました。
「OSC」とは、オーディオ機器と、音楽パフォーマンス向けコントローラを接続するためのプロトコルです。現在は音楽以外にも様々な分野で利用されています。「VRChat」公式サイトでは「OSC」の使い方として、以下の活用法が例示されました。
・ドラムパッドを使って、アバターの耳を動かす。
・スマートフォンのジャイロセンサーで、眉毛を動作させる。
・「Twtich」で“投げ銭”を受け取った際、アバターの衣装を変更する。
・顔のBlendShapes(ブレンドシェイプ)をmidiコントロールノブにマップする。
「OSC」は、「VRChat」のユーザーコントロール入力(動作やナビゲーション)で利用可能になります。Avatar 3.0にも対応。関連データは、同じネットワークに接続されている互換性のあるソフトウェア間での送受信が行えます。将来的にはワールドの「OSC」対応も計画されているとのこと。
「OSC」の利用する際は、信用できないソフトウェアを(PCに)導入しないように警告されています。ソフトの信頼性を確認するため、アップロードされている場所や、コードのチェックを推奨しています。
(外部アプリに紐づけられた、アイ(フェイス)トラッキングデバイスからOSCデータを「VRChat」に送り、アバターパラメータを同期)
またアップデートで安定性の向上なども実施。VR酔い防止のための新機能 「Tunneling」も導入されます。これは移動時に、視界が狭まる(トンネル状になる)システム。映像からは、歩き始める際に効果が発動する様子が確認できます。
ベータ版アップデートには、「VRChat」の公式「Discord」から参加可能。「GitHub」には、開発者向けのディスカッションなどが設けられています。なお、以前から予告されている「Avatar Dynamics」や改善されたIKについては、“できるだけ速やかに”リリース予定とされています。
(参考)VRChat