グリーンバックなどを使用せず、iPhoneやiPadのカメラ機能だけで、VRヘッドセットを利用する際にMR撮影が行える無料アプリ「Reality Mixer」が注目を集めています。
MR撮影(Mixed Reality Capture)は、VRを体験している様子をゲーム内にぴったりと合成する技術です。VRを体験している様子を魅力的に見せる方法としてVRゲームの実況動画やPVに使われてきました。難点として、グリーンバックやカメラなどの機材とそのセットアップが必要だったため、簡単には使えませでした。
「Reality Mixer」は、Oculus Quest(オキュラス クエスト)専用のiOS向けアプリです。A12以降のチップを搭載しているiPhone(iPhone XSなど)やiPadでのみ使用できます。公開された映像からは、「Beat Saber(ビートセイバー)」をプレイする様子が、3脚に固定されたiPhoneのディスプレイには、ゲームをプレイしている様子が合成、表示されている様子が確認できます。
ストアページによれば、iPhone 12 Proといった、LiDARスキャナー搭載モデルを使用すると、より良い結果を得られるとのこと。キャリブレーションは4つのステップだけで完了。PCは必要ありません。
今後、「Reality Mixer」が人気を得ることができるのか、見守っていきたいところです。
(参考)YouTube