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Meta Quest 2020.03.10

現実とVRゲームの合成動画が作れる「LIV」、Oculus Quest向けにベータ版がリリース

MRキャプチャー技術を手掛ける企業LIVは、フェイスブックの一体型VRヘッドセットOculus Quest(オキュラス クエスト)に対応したキャプチャー用アプリのベータ版をリリースしました。同社が設置しているDiscordサーバーから入手できます。

LIV社は、VRゲームのプレイ風景を第3者視点から見れる・配信するツール等を手がけています。VRリズムゲーム「Beat Saber」ではLIVのシステムを使ったプレイ動画が数百万回再生され、本作のヒットに貢献。LIVは日本においても、VTuberがVRゲームを実況する際にたびたび使用されています。

(2018年3月に投稿され、瞬く間に数百万回再生となった「Beat Saber」のプレイ動画。2年が経った2020年3月現在、その再生回数は1000万回に到達しようとしている)

一定のセットアップでのみ使用可能

2020年3月現在、Oculus Quest対応版の「LIV」のアプリは、以下いずれかのセットアップで使用可能です。

・グリーンバック+PC接続のカメラ(Webカメラなど)
・PCと接続された「Xbox One Kinect」
・PCと接続された「Azure Kinect」
・2018年以降発売のiOS端末(iPhoneXRなど)でPCと接続、iOS向けのベータアプリを使う

(バーチャルグリーンスクリーンモードで撮影された映像。)

今回リリースされたアプリではグリーンバックを使用した通常の撮影のほかに、バーチャルスクリーンモードでの撮影も行えます。バーチャルスクリーンモードは、通常のグリーンバックを使用したものと比較するとやや精度は劣りますが、大型の機材がなくても撮影を行えるという大きなメリットがあります。

MR撮影対応のゲームタイトルは6つ

2020年3月現在、LIVのアプリを使用したMR撮影に対応しているOculus Questのゲームタイトルは以下の6作品です。

Beat Saber
・Kingspray Graffiti
・Hyper Dash
・OhShape
・Real VR Fishing
・SUPERHOT VR

(参考)UploadVR


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