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業界動向 2020.04.29

高まる「バーチャル」への関心 海外ではウェブ検索は前年比25倍にも

新型コロナウイルスの流行を受け、オンラインでのコミュニケーションやイベントが広がっています。関心の高まりはウェブ検索にも反映されており、検索エンジンのBing(マイクロソフト)とGoogleは、“virtual”を含む検索の急増を報告しています。

前年比25倍の伸び

Microsoft Advertisingによれば、“virtual”に関する検索は2020年3月31日から4月6日の期間、前年同期間と比較し25倍にも伸びたということです。
合わせて検索されている単語には、“birthday parties”、“weddings”、“gifts”等、現実での行動が難しくなった体験が並んでいます。

グーグルでもこの傾向は鮮明です。検索のトレンド「Google Trends」は、2020年3月後半頃から”virtual”の検索が急増していることを示しています。

「Zoom」と「体験」がキーワード

米マーケティング会社NetElixirのCEO、Udayan Bose氏は検索クエリは大きく2つに分けられると分析します。Web会議ツール「Zoom」によるオンラインミーティングに関するもの、そしてバーチャル美術館見学やバーチャル校外学習といった、体験に関するものだということです。

具体的な検索クエリとその伸びを挙げると、”virtual happy hour games”が4,650%、”zoom virtual backgrounds”が4,450%、、”museum virtual tours”が3,600%、”virtual zoo tour”が2,250%となっています。

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(参考)MediaPost


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