ロールプレイングゲーム(RPG)の世界のNPCになり、他のキャラクターたちに武器を売りさばくショップ運営VRシミュレーター、「RPG NPC Simulator VR」のアーリーアクセス版が2月25日、Steamでリリースされました。
開発はアメリカ・ネブラスカ州オマハに拠点を置く「OdoohGames」。Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift、Windows Mixed Realityのヘッドセットをサポートしており、言語は英語のみ対応となっています。価格は税込800円。3月4日午前2時までは、スペシャルプロモーションで10%OFFの税込720円で購入できます。
プレイヤーは装備品、道具類を販売する店の主になって、棚を設置し、そこに商品を並べて訪れる客に売っていきます。
ですが、肝心の商品は実際に精製する必要があり、プレイヤーは開店前、店の外にあるフィールドへと訪れ、探索しながら必要な素材を調達していく形となります。また、そこには素材以外に魔物との戦いに敗れ、力尽きた冒険者の姿も。彼らは装備品、道具類を持った状態で倒れていますので、近づいて回収すれば、自分のものにできてしまいます。もちろん、それらを店の商品にして販売することも可能。売る際には値段も設定できるので、高額にすれば大きな利益を得られる悪質な転売も実現できます。
しかし、訪れる客も皆が皆、善良という訳にあらず。商品を”見てるだけ”でそのまま帰ってしまったり、理不尽な要望を突き付けるクレーマーが現れたりします。中にはこちらの目の届かぬところで万引きを決め込もうとする者も。そのような客に対しては、こちらも相応の態度を取ったり、盗難防止用の弓矢で攻撃したりと、単に接客応対をするだけに留まらない波乱万丈な展開が描かれるようです。
開発の「OdoohGames」は過去に「Weaponry Dealer VR」なる、銃販売店の主になって接客に応じるVRシミュレーターを2018年、Steamでリリースしており、本作はその路線を継承した続編的なタイトルになっています。なお、アーリーアクセス版の期間は約2年を想定しており、製品版の価格は現在から40%上昇(単純計算で1120円)するとのこと。「Weaponry Dealer VR」も2020年3月現在、アーリーアクセス版のままのため、製品版のリリース及びアップデートには相応の時間がかかることが予想されます。
ソフトウェア概要
タイトル |
RPG NPC Simulator VR |
発売・開発元 |
OdoohGames |
対応ヘッドセット |
Valve Index、HTC Vive、Oculus Rift、Windows Mixed Reality |
プレイ人数 |
1人 |
価格 |
800円(Steam) |
(参考)VRScout