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にじさんじ 2019.11.22

にじさんじ杯直前! ライバーたちの「ポケットモンスター剣盾」名場面5選

11年23日(土)ポケットモンスターソード・シールド にじさんじ杯が開催される。この大会は「好きなポケモンを使ったポケモンバトル」をコンセプトに「にじさんじ」&「にじさんじネットワーク」所属のライバーたち合計34名が集合する一大イベントだ。

今回はポケモン初心者からベテランまで参加しており、試合の行方がどうなるかは予想できない。この大会に向け、各ライバーたちはゲームの発売後まもなくゲームのストーリーを進め、クリア後もポケモン勝負で練習に励んでいる。

そこで、にじさんじのポケモン配信の中から特に押さえておきたいエピソードをピックアップし、彼ら彼女らのこれまでの歩みを紹介しよう。

1.委員長×ヤクデの「わたくし」コンビでゲームを制す

【ポケモン シールド】いいんちょうの ミトが しょうぶをしかけてきた!【にじさんじ/月ノ美兎】

自称・「容姿端麗成績優秀ポケモンマスター」委員長こと月ノ美兎。普段は1時間ほどで配信を終えることの多い彼女にしては珍しく、初回配信が3時間、2回目が9時間3回目が4時間半と長時間連続プレイし続けた。

月ノ美兎のポケモン配信は、ゲームプレイそのものよりも彼女のコメントの”鋭さ”が光るものとなった。今までの経験から「サルノリが進化すると○○みたいになりそう」などと核心を突いた発言をしたり、シナリオの伏線に気づき先の展開を推測したりと、メタな切り口で実況を展開していた。

また、ワンパチ(コーギー型のポケモン)に対して「ワンパチ=1円パチンコ」の連想からCRポケモン(パチンコの筐体名をもじったもの)と命名するなど、独特なネーミングセンスで視聴者を戸惑わせたことも忘れられない。

特にヤスデ型ポケモン・ヤクデに対しては「わたくし」と名付けるシーンは多くのファンの笑いを誘った。これは彼女がデビュー直後に「ムカデ人間」について語ったことに端を発したネタを自分で取り入れたものだが、バトルを経験しているうちに愛着が生まれたようで、ストーリーの最終戦までには大切なパートナーの1匹となっていた。今もSNSでは、月ノ美兎とヤクデを組み合わせたファンアートが数多く投稿されている。

対人戦としては樋口楓との戦闘を経験しており、タイプに合わせて適宜ポケモンを交代してくる樋口楓に対して、コメント意見を参考にしながらもそつなく勝利を手に入れた。果たして本戦で、委員長×ヤクデの「わたくし」コンビはどのような活躍を見せるだろうか?

2.笹木咲 vs. 卯月コウ、激しい読み合いの果てに

【ポケモンシールド】ライバルとバトルや!バッジ6個目から冒険!!!【笹木咲/にじさんじ】

笹木咲、卯月コウ、リゼ・ヘルエスタの3人組(「ぱんコウじょ」)は、配信初日からお互い切磋琢磨しあうメンバーとなってゲームを攻略していた。特に卯月コウは歴代のポケモンを長年プレイしているベテランで、普段の配信でも「金ネジキ」と呼ばれるポケモンの超難易度試合に長時間挑戦し続けた経験がある。

お互いに進捗を確認しながらジム戦を進め、育成しつつバトルを繰り返してきた3人。ある程度知識があるプレイヤーどうしなら、出されるポケモンと技を読み合う攻防が繰り広げられる。その真骨頂を見ることが出来たのが笹木咲と卯月コウのバトルだった。

後半戦、卯月コウのマッギョに対して、手持ちではシザリガーでしか対応できない笹木咲。前戦のエースバーンによってHPをギリギリまで減らされた笹木咲のシザリガーに対して、卯月コウは「ふいうち」を試みる。

しかし「まもる」「つるぎのまい」を駆使して「ふいうち」をうまく処理する笹木咲のゲームプレイにより勝負は先の見えない展開に。結局、笹木咲・インプモンvs.卯月コウ・エースバーンの一騎打ちとなるも、エースバーンが麻痺によって技を繰り出せず撃沈。笹木咲にとっては卯月コウからの初勝利となり、非常に興奮が抑えきれないバトルであった。

また11月20日に行われた「ぱんコウじょvs,ずしり」の試合も必見である。「ずしり」は葛葉、椎名唯華、魔界ノりりむのゲーマーズ出身から構成され、ポケモンに関しても経験のあるメンバーだ。彼らとの試合はどちらが勝つのか予想できず、当日は多くの視聴者たちが集まった。

結局同点となって迎えた大将戦で、戦うことになったのは卯月コウと葛葉。2人は以前もポケモントーナメントでマッチングしており、ファンからは因縁のライバルとして見られている。その試合の顛末はぜひ実際に視聴してほしいが、卯月コウのポケモンの才能が光る名勝負となったことだけは付記しておこう。

3.剣持刀也、まさかの……

【ポケットモンスターソード】初めてのジム戦?見てな【剣持刀也/にじさんじ】

熱いバトルがある一方で、油断しているとこんなことも……というハプニングを見せてくれたのが剣持刀也だった。

剣持刀也は物述有栖とお互いに手合わせしながらシナリオを進める方式を取っている。プレイスタイルは堅実そのもの。新しいタイプや技については探り探り確認しつつ、相手のポケモンを見定めてバトルを進めていくという方法で攻略していた。

しかし心に油断があったのか、2人目のジムリーダー戦で相性の悪いタイプを数匹連れて行く程度にとどめてしまったのである。ダイマックスを使ってジムリーダーを最後の1匹まで追い詰めた彼だったが、最後の1匹にダメージが思ったよりも通らず大苦戦。次々と強力な技で相棒ポケモンたちを倒され、あっという間に形勢逆転して敗北を喫してしまった。

この出来事は剣持刀也の心に深いダメージを与えたらしく、ストーリー最終試合で不利な展開になったときもひどく動揺していた。ポケモンバトルがNPCであっても油断できないと分かる配信だった。

4.エリー・コニファーが全編アテレコで見せた演技力

#1【#ポケモン剣盾】全編アテレコフルボイス!#ポ三家ポケモン 同期と共に旅立ちます【#エリーコニファー/#にじさんじ】

エリー・コニファー、天宮こころ、ラトナ・プティの3名は販売開始まもなくゲーム配信を同時にスタート。彼女たちはその愛らしい見た目がポケモンにそっくりで、かつポンコツを自認しているため「ポ三家」と呼ばれている。しかし、3人ともあまりポケモンに馴染みはないそうで、本御三家(サルノリ、ヒバニー、メッソン)が飛び回る登場シーンでは大興奮していた。

注目したいのはエリー・コニファーの演技力だ。今回の配信ではゲームに登場するキャラクターたちのセリフをすべてがアテレコしつつ進行するパフォーマンスを披露したのである。キャラごとの特徴を掴んで、発声をうまく使い分けており、多くのファンを驚かせていた。

またラトナ・プティは初心者らしく、ポケモンの相性や特殊技に難儀しながらもアイテムなどを駆使して勝利を収めようとしていた。今回は、ラトナプティと雨宮こころが出場するが、本戦までにどこまで育てられるのか、期待したいところだ。

5.樋口楓のリーフィア&葛葉のメタモン それぞれの異常な執着

【ポケモン シールド】まずは1個目のジムまで!【にじさんじ / 樋口楓】

ポケモンの醍醐味といえば、自分好みのポケモンを捕まえて育成することだ。先に挙げた月ノ美兎のヤクデへの思い入れがわかりやすいだろう。しかし、樋口楓のリーフィアに対しての執着は明らかに度を越していた。

リーフィアをどうしても育てたい一心でイーブイ捕獲に乗り出す樋口楓、ようやくイーブイが出現したときのテンションはあまりに高く、視聴者を驚かせた。その後も育成向きのリーフィアを育てるためだけにイーブイの大量捕獲を行っており、強いこだわりが感じられる。ただし、イーブイ自体にはそこまで興味がないらしく、リーフィアとのふれあいにイーブイが入ってこようとすると邪険に扱うこともあった。

また親ポケモンのステータスの一部を子ポケモンが受け継ぐというシステムを利用するために、ステータスの高いメタモンを捕まえることがひとつの目的にもなっている。そのため、長時間メタモンを捕獲し、厳選していたせいで言動がおかしくなってしまった葛葉の配信が話題となった。

結果的には、魔界ノりりむが最も高ステータスなメタモンのゲットに成功。Twitterで報告すると、にじさんじファンだけでなく、多くのポケモンファンに祝福されることになった。

まとめ:無数のドラマが生まれ続けるポケモン配信

ポケモン配信はにじさんじ内だけでなく、さまざまなVTuberたちも行っており、グループ外との交流も多く行われていた。なかでも、にじさんじ「おっさんず(舞元啓介、天開司、ジョー・力一、ベルモンド・バンデラス)」とホロライブ「FAMS(白上フブキ、百鬼あやめ、大神ミオ、大空スバル)」によるリレー配信では、各チームひとり4時間ずつ(トータル16時間)の縛りプレイの後、にじホロリレーポケモン対決としてポケモンバトルが開催され、大きな盛り上がりを見せた。

樋口楓はVsingerとして仲の良い富士葵と通話してポケモン交換する一幕も。このとき、富士葵がポケモン・コータスにコーサカ(MonsterZ MATE)と名付けて樋口楓に渡したことをきっかけに、VTuberたちにコータスを受け渡していく「わらしべコーサカ」企画が行われている。樋口楓はこの後、月ノ美兎へコーサカ(コータス)を渡したが、次にどこへ行くのかは不明だ。

また長時間配信になることもあり、途中から普段とは異なる一面を見せるライバーも少なくない。剣持刀也は言葉使いが怪しくなっており、月ノ美兎も普段より下ネタへのブレーキが外れているようだった。

突然のハプニングという意味で一番話題になったのは、リゼ・ヘルエスタにモノマネが見つかった卯月コウの反応だろう。詳しくは配信を見てもらえば分かるが、この展開が親フラと言われるのも頷ける。

ここには書ききれないほどに、さまざまなドラマが生まれ続けているポケモン配信。まだまだ好みや実力が未知のライバーもおり、当日どのような試合になるのかは当日まで分からない。多くの名場面が生まれることを楽しみにしつつ、にじさんじ杯の開催を待ちたい。

【#剣盾にじさんじ杯】トーナメント抽選会

執筆:Aikawa Hasma (Twitter: @arg_Aikawa_)


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