VRなどの技術により小売業がどう変わっていくのか。世界最大のスーパーマーケットチェーンも注目しています。
スーパーマーケットの大手である米ウォルマートは、VRショッピングやドローン配送などの起業を支援する事業「Store No. 8」を立ち上げました。
VRなどショッピングを変える先端技術へ支援
ウォルマートはVR、自動運転車両、ドローン配送、ユーザーに応じたサービスなど、小売体験を作り変える起業支援事業「Store No. 8」を立ち上げました。これは3月20日、eコマース(EC)と小売業のカンファレンスであるShopTalkにて、ウォルマートのCEOMarc Lore氏より発表されたもの。
Store No. 8はロボット工学、VR/AR、機械学習及び人工知能に焦点を当てており、新興企業、ベンチャーキャピタリストおよび研究機関と提携する予定です。
インターネットの出現からECが生まれたように、技術の発展と社会実装に伴い、小売業は大きく変化してきました。Store No. 8が焦点を当てている分野も、今後少なからず小売業のあり方を変化させていくことが予想されます。
ウォルマートの今回の取組は、その第一歩と考えられます。小売業の世界では、中国のEC大手アリババがVRを使ったスマホ向けのショッピングアプリの展開を始めたり、グループ子会社がVR内ショッピングのための決済システムを整えるといった動きを見せています。
(参考)
Road to VR / Walmart Focuses On Future of VR/AR at New Silicon Valley Tech Incubator(英語)
http://www.roadtovr.com/wal-mart-zeros-future-vrar-new-silicon-valley-tech-incubator/
Mogura VRは、Road to VRとパートナーシップを結んでいます。