360度動画配信サービスVrideoが突然の閉鎖

360度ストリーミングサービスVrideoは、競争が激しく、資金が不足していることを挙げ、閉鎖することを発表しました。

Vrideoは、Oculus Riftに端を発する流れの中で、初期に立ち上がった360度ビデオスタジオの1つです。11月21日、サービスの終了を発表しました。

既にサイトは削除され、アクセスすると閉鎖を伝える公式ブログの記事(英語)をよむことができます。

記事の中で同スタジオは、2016年5月にVrideoの公式アプリケーションがリリースされた後、70万以上のインストールが行われたと発表しています。また、最初期からプラットフォームを無料配信で展開し、主要なVRヘッドマウントディスプレイに対応してきたこと、3D再生や4K画質への対応も早かったこと、アプリ・配信している動画の満足度も高かったことに言及しています。

Vrideoは、Samsung Gear VRとOculus Rift向けに配信され、最近ではPlayStation VR向け配信も開始した矢先でした。

残念ながら、こうした実績は激しい360度動画プラットフォームの競争の中でスタジオの未来を確保するには十分ではなかったようです。既にGoogleはYouTubeを360度動画配信プラットフォームとして対応、Facebookも360度動画に対応しました。Vrideoと同じく360度動画専門のプラットフォームとしてはLittlestarがディズニー等から出資を受けて展開しています。

「わずか200万ドル(約2.2億円)の資金調達で、私たちは資金を3倍から50倍有している競合他社に対してさまざまな実績を達成しました。実際に、私たちは多くの場合、チームメンバーの数よりも多くのプラットフォームに対応しているということを冗談にしたこともあります。残念なことに、私たちは今、このわずかな資金を、特に私たちの成長に伴って上昇するコストに充ててきました」と、代表のアレックス・ローゼンフェルド氏は述べています。

「私たちのアプリケーションをダウンロードし、私たちのプラットフォームでコンテンツを閲覧したすべてのユーザーに感謝します。あなたの熱意は、私たちが多く夜遅くまで、そして長い週末を仕事をしながら過ごすときにも励ましとなりました。最後に、私たちが非常に初期のまだ成長が証明されていない時点で、VR業界への投資を支援してくれた投資家と顧問に感謝しています」

「この数年間は激動でした。最初にVrideoの仕事を始めたとき、FacebookはまだOculusを買収しておらず、Sonyは「Project Morpheus」を発表しておらず、GoogleはVRについて一切言及していませんでした。VRという新しいメディアの登場では、小さいながらも役割を果たすことは特権のようなものでした。私たちは今後もVR業界で戦い続ける全ての方々を応援しています」とローゼンフェルド氏は締めくくっています。

(参考)

Vrideo公式

http://blog.vrideo.com/taking-our-goggles-off/

360 Degree Streaming Service Vrideo Shutters Studio

http://www.vrfocus.com/2016/11/360-degree-streaming-service-vrideo-shutters-studio/

※Mogura VRはVR Focusとパートナーシップを結んでいます。

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