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イベント情報 2017.09.23

【TGS2017】忍者のように決める美学。VRマンガヒーローアクションゲーム『BE THE HERO』

東京ゲームショウ2017(TGS2017)にて、EXPVR社のブース(HALL10のVR/ARコーナー  10-W14)で試遊できるVRゲーム、『BE THE HERO』。「VRマンガヒーローアクションゲーム」と称していますが、子供の頃に憧れていたようなマンガの主人公のようにバッチリ「決める」体験ができる、そんなゲームでした。今回出展されているのは忍者ヒーロー「Road of the Ninja」編です。プレイ中は爽快で、プレイ後は自分がカッコイイ存在になったような気がする本ゲームをレポートします。

BE THE HERO : VR Comic Hero Action Game – TGS2017 Debut Trailer

株式会社EXPVRは、2016年7月に兄弟2人で立ち上げた、VRでしか実現しえない「現実を超えた超体験」を生み出していく、VRスタートアップ企業です。Tokyo VR Startupsの第三期インキュベーションプログラムの参加企業でもあります。

本タイトル、TGS2017ではHTC Viveでプレイできます(Oculus Rift版なども予定)。ゲームがスタートすると、まずはVR空間の中のスクリーンにストーリーを説明するマンガが表示されます。ストーリーはマンガでと割り切りつつ、ゲーム本編ではそのマンガのような体験ができると繋がりをもたせ、プレイヤーに期待感を抱かせています。

ゲーム本編は一人称視点のアクションゲームで、両手に持ったモーションコントローラーがそのままVRゲーム中でも両手になります。両手を交互に振ると忍者になったプレイヤーが疾走します。感覚としてはスキーをしているような感じでしょうか。
両手を上にあげてから下げるとジャンプになります。これも、スキーのストックを地面につけてジャンプする感じでしょうか。これらの動作で前に進みつつ、敵の攻撃を避けていきます。

敵が現れたら、刀や手裏剣で戦います。この攻撃シーンが本ゲームのポイントで、なんと攻撃アクション中はゲーム中の時間が止まります。
両手のコントローラーを顔の前に動かし、そこで鞘から刀を抜くように外側に動かすと時間が止まり、刀による攻撃の開始です。刀で切るように右手を動かしまくり、その後に刀を鞘に納めるように両手を顔の前で内側に動かすと、派手なエフェクトで敵が切り刻まれ、再び時間が動きだします。

ちなみに、開発当初は左腰の刀を抜くようにしていたそうですが、それだと忍者ではなく侍だということで、現在のように顔の前で抜くようになったとのことです。

続いて、右手のコントローラーを振り被るように右肩の後ろに移動させてから前に投げるように動かすと、同じようにゲーム中の時間が止まり、手裏剣アクションの開始です。両手で手裏剣を投げまくり、印を結ぶと、時が再び動き出しますが、その時には既に大量の敵が同時に撃破されています。

このように、時の流れが止まったが如くプレイヤーが動きまくり、そして再び時間が動き出したときには敵は倒されているという、まさにマンガの主人公になったような体験が本ゲームの魅力です。それはもう、敵とは反対の方向を向いて決めポーズを決めたくなるくらいに。

爽快さやカッコつけの演出など、さらなる進化が期待できる本作、2017年秋にアーリーアクセス版が配信予定で、今後のアップデートで様々なプレイアブルヒーローたちが増えていくそうです。

なおTGS2017では、ほかのTokyo VR Startupsのインキュベーションプログラム参加企業とのコラボレーション企画も実施しているということで、MyDearest株式会社がリリースしているVR 小説『Innocent Forest』のキャラクターであるルクレイが、今回の『BE THE HERO』に登場。さらに株式会社mikaiのリアルイベントと連動するARカメラ『BuzzCam』により、『BE THE HERO』で敵を切り刻む様子を撮影することもできます。

これらはTGS2017だけの企画ですので、HALL10のVR/ARコーナーに寄った時は体験してみてください。

(関連リンク)
株式会社EXPVR
http://expvr.jp/

【今、君は主人公になる。】VRマンガヒーローアクションゲーム『BE THE HERO』が東京ゲームショウ2017に出展! / PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000028366.html


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