【体験レポ】スター・ウォーズの世界でジェダイになれる公式VRコンテンツ『Star Wars:Trials on Tatooine』

告知映像が発表された「スター・ウォーズ」の世界を体験できるVRコンテンツ『Star Wars:Trials on Tatooine』。スター・ウォーズのVRコンテンツはスマートフォンで体験するものやファンメイドのものなどがありましたが、今回告知されたものはHTC Viveを使って、実際にスターウォーズの世界を歩き様々なインタラクションを行うことができる、という本格的なVR体験です。制作を手がけたのは、映画「スター・ウォーズ」シリーズの特殊効果を手掛けるインダストリアルライトアンドマジックのVR専門スタジオILMxLab。

つい最近も最新エピソードが公開されており高い人気を誇る映画シリーズを、いよいよ身体を動かして体験できる公式VRコンテンツということで国内外の注目が集まっています。さっそくGDC2016にて展示されていたデモを体験してきました。

なんといってもスター・ウォーズの世界を歩き、そして実際に手を動かせる体験はスター・ウォーズが大好きな筆者も、またスターウォーズを1作も見たことがないというライターのサヤメタクミ氏も大興奮のコンテンツでした。さっそく体験内容を紹介していきます。

あの雰囲気をそのままに展開するオリジナルストーリー

今回のコンテンツで使用するのは1本のコントローラー。HTC Viveを装着し、コントローラーを手に握るとコンテンツスタートです。おなじみの「long time ago in a galaxy far far away」という青文字が現れ、次の瞬間ファンファーレとともにいつもの黄色の文字が目の前を流れていきます。

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今回のコンテンツ向けにオリジナルのストーリーが作られています。要約すると以下のとおり。

帝国軍が負けた後に、新たに生まれる共和国。そんななかジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーはジェダイの復興を考えている。砂漠の惑星に住むとあるパダワン(ジェダイ候補生)のもとに、ミレニアム・ファルコンに乗ったハン・ソロはあるもの届けるべく砂漠の惑星へと向かった…

エピソード6と7の中間に位置するストーリーが描かれることがわかります。体験者は説明に出てくるパダワンになります。

イントロが終わると、いよいよ本編がスタート。舞台となるのはエピソード1~6でおなじみの砂漠の惑星タトゥイーンです。宇宙でタトゥイーンを下に、円形の宇宙船ミレニアム・ファルコン号が飛んでいきます。場面が切り替わると砂漠の惑星。いよいよパダワンの視点でコンテンツが始まります。

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轟音をあげて飛んで来るミレニアム・ファルコン。体験者の目の前に着陸。タラップからはこれまた前作に登場するアストロメク・ドロイドR2-D2が姿を現します。

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このコンテンツでは、HTC Viveの特徴を活かし、ルームスケールで最大3m×4mを歩くことができるほか、片手にもったコントローラーが電子工具になっており、体験中に様々な物に干渉することができます。

着陸したさなか、帝国軍の残党の戦闘機タイ・ファイターが現れ攻撃を受けるミレニアム・ファルコン。体験者は船内にいるハン・ソロ船長の指示を受けて宇宙船の修理を手伝います。

ボタンを押して修理
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修理をしていると出現する敵軍の兵士ストームトルーパー。船が発進するまでの間、船を守らなければなりません。「お前に持ってきたものを取るんだ」というハン・ソロの言葉が聞こえ、横を向くとR2-D2が届けにきた”ある物”を差し出しているのが見えます。

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”ある物”とはジェダイの武器であるライトセーバー。手に持ってコントローラーのタッチパッドをクリックするとシュインという音とともに光刃が現れます。まさに手にライトセーバーを持っている感覚になり、ほれぼれしているのもつかの間、そのまま敵が攻撃してくるので戦闘が始まります。

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敵の光線銃(ブラスター)から放たれる弾を、ライトセーバーで弾くという映画ではおなじみの戦闘。HTC Viveのコントローラーにはフィードバック機構がついているため、弾を弾き返す瞬間、振動が伝わってきます。もうまさに気分はジェダイ。実際にライトセーバーを振り回し、弾を跳ね返しているような感覚になってきます。

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しばらくするとハン・ソロが宇宙船の強力な武器で攻撃をしてくれ援護、船が離陸しエンドロールが映画と同様流れて体験は終了となります。

まさに憧れの映画の世界を体験することのできる本コンテンツ。思っていた以上に、スターウォーズの世界そのものの体験でした。願わくはジェダイの操れる不思議な力フィースは使えず思った通りの方向に弾を弾くことができなかったことが心残りです。

2015年のGDCでは映画『ホビット』の1シーンがVRで再現されており、それもまた実在感の非常に強い体験でした。しかし、やはり物に触りたい、映画の中の世界に干渉したいといった点が不満として残りました。

今回の体験はHTC Viveによるものでその不満を完全に払拭し、さらに深い実在感を実現しています。OculusもOculus Touchを開発しており、今後VRの世界に干渉したVR体験を簡単に楽しめるようになります。

『Star Wars : Trials on Tatooine』の一般配信は未定とのこと、配信に強く期待したいところです。

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この記事を書いた人

  • KFtb1VIM

    慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。
    現実を進化させることができるVRに無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。これまでに体験したVRコンテンツは展示、配信合わせて500作品以上。現在ももちろんコンテンツを体験し続けており、VR業界の情報集約と提供、コンサルティングに強みがある。また、海外の主要なVRイベントでは必ず現地に足を運び、取材やネットワーク構築を行っている。2016年は6回渡米。

    Twitter:@tyranusii

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