統合失調症をVRで疑似体験 幻聴や幻視など症状の理解を深める

NHKは、同社のVRコンテンツを掲載するポータルサイト「NHK VR」にて360度動画で体験を共有するドキュメンタリーVR「A Day of …」シリーズを公開しています。

今回、幻聴や妄想がある統合失調症の人が思いを語った360度動画「A Day of 統合失調症」の2作品が新たに公開されました。本動画は、幻聴や妄想がどのような感じでやってくるのかを本人目線で疑似体験したり、症状と付き合うための方法を語ったり、など様々な角度から迫ります。

動画の舞台である北海道浦河町にある社会福祉法人「べてるの家」は、幻聴や妄想がある統合失調症の人たちが、自らの症状を語り合うという活動を行っています。動画では、同施設に通う2人の人たちが感じている環境を疑似体験します。

統合失調症『幻聴さん』とつきあう日常」は、「幻影」に命令されて水を飲み続けてしまうという男性が登場します。男性が自然に水を飲んでいるように見えていますが、本人目線では、何者かに命令されている状況を疑似体験できます。
 

統合失調症 幻聴をことばにして、みんなのものに」では、「みどりマン」と名付けた幻聴とどう付き合っていくかを研究している女性が登場します。同じく幻聴や妄想がある仲間と一緒に考えてきた「幻聴との付き合い方」についてなどが語られています。

各360度動画の視聴時間は約4分ほど。

NHKは「通常では体験できないことを体験できる」VR技術を福祉の分野に活用し、障害や病気のある人達への理解を進めるVRコンテンツの制作を進めていく、としています。これまでに、過去に覚醒剤所持・使用の罪で逮捕された田代まさし氏が出演する「A Day of 薬物依存症 田代さんの一日」。認知症の人たちが生きる手助けをする「A Day of 認知症 デイサービスの一日」などが制作されています。


※Mogura VRでは現在「VR体験施設の利用に関するアンケート」を実施しています。数分程度の簡単なオンラインアンケートですので、ぜひご協力をよろしくお願いします。

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この記事を書いた人

  • ゲーム紹介メディア「もぐらゲームス」でライターをしています。Mogura VRではライティングなどを担当しつつ、VRの魅力を伝えられればと思います。

    Twitter:@MD5ch_com