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イベント情報 2016.09.04

【体験レポ】VRで戦艦模型に乗り込み、ジオラマ海戦を楽しむ

2016年8月24日~8月26日に開催されていたCEDEC2016では、多くのセッションが見られました。また今年は「VR NOW!」としてVR関連のセッションの他に、スポンサー展示とインタラクティブセッションでのVR体験展示がありました。

今回は、株式会社モノビットの展示『ジオラマ戦艦 VR体験デモ』を紹介します。

戦艦を持ちあげることのできるジオラマ

ジオラマ戦艦 VR

手を直感的に動かせるOculus Touchを使った展示です。模型の戦艦をジオラマの海に浮かべ、オンラインマルチバトルでの海戦ゲームですが、今回はオンラインバトルのイメージのバトルシーンを見るという内容。

ジオラマ戦艦 VR

目の前には精巧な40㎝はあろうかという戦艦の模型。周りを見回せば、ここは倉庫の中、プールのように大きいジオラマが目の前に広がります。プールの両岸には港、海の中には岩が突き出ているところもあります。

Oculus Touchを使うため、現実同様、置かれた戦艦模型を手に取り、気が済むだけ眺めたら海に浮かべることができます。

視点変更で戦艦に乗り込むことも

ここからチーム同士によるバトルモードですが、今回はデモを眺めます。スタートすると戦艦が進んでいき、砲撃、プロペラ艦載機が空を飛び、機銃掃射を始めます。ジオラマなのでこのままだと、いわゆる神の視点で全体の戦局を眺めることができますが、親指のスティックボタンを押すことで視点変更が可能です。

味方チーム側からの視点、敵側からの視点、真横から見る観客側からの視点、天井付近の空中から全体を見下ろせる視点。そして、一番の没入間と迫力が得られる、模型の戦艦の舳先からの視点です。実際に船に乗っているかのような、ジオラマ模型を見ていて、この中に入ったらどう見えるのだろうという夢を叶える視点です。

敵戦艦からの砲撃着水したときの轟音と水柱、艦載機が頭上を掠めていくときの爆音など脳内でイメージしていたものが見られます。もちろんジオラマ内なのでアバター姿のプレイヤーが喜んだり、やられて悔しがっている姿も巨人を見上げるように見ることができます。

VRは少し前まで、遊べるのは一人で孤独などといわれていましたが、どんどんVR空間で複数人で遊ぶものが増えています。

手を動かして身ぶりができるVRでのマルチオンラインゲームが主流になってくると、現実で会って遊ぶのと代わりがなくなってくるでしょう。しかも現実ではできない体験ができる点でVRだからこその面白さがありますね。

株式会社モノビットでは、VRに複数人がアクセスしボイスチャットを行うことのできるUnity向けのプラグイン「VR Voice Chat with MUN β版」を無償で提供しています。


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