Home » 音楽好きにおすすめのVRアプリ5選


VIVE 2017.06.13

音楽好きにおすすめのVRアプリ5選

※本記事は、5月31日にHTC社 公式ブログに掲載されたFelicia Miranda氏の記事を翻訳したものです。

音楽をVRの中で体験してみませんか? 音楽を聴くだけでなくその一部になれる、そんなVRアプリをご紹介します。皆さんにとって、いま最高のVRコンテンツと出会うきっかけとなれば幸いです。

映画でも、音楽でも、ライブでも、それがすばらしい体験になるかどうかは音楽で決まります。VRのように完全に没入できる体験なら、なおさらです。そこで、HTC Vive用のおすすめ音楽アプリを5つ選んでみました。ダウンロードしてお楽しみください。

Soundboxing

開発元:Maxint LLC
Steamで配信中

一日の終わりにストレスがたまっているなと感じたら、音楽を聴くのが私にとって一番の解消法。ボリュームを上げて、ペットのウサギ以外だれも見ていないのをいいことに、お気に入りの曲で歌って踊りまくります。「自分もやってる」「やってみたい」と思った人は、迷わずSoundboxingをダウンロードしましょう。

Soundboxingは音楽のビートに合わせてパンチを繰り出す、VRリズムボクシングゲームです。VRの音楽ゲームには他にもAudioshieldやThumperなどがありますが、Soundboxingが一線を画しているのは創造性へのアプローチです。

起動すると自分の周りにマトリックスが展開し、そこでYouTubeから何でも好きな曲を選びます。その曲に他のプレイヤーが譜面を付けていれば、それを使ってすぐにプレイできますし、なければないで自分で好きなようにパンチして、それを譜面として公開し、他のプレイヤーに遊んでもらうこともできます。

またSoundboxingはワークアウトにもってこいという評判で、そちらの点でもおすすめです。お気に入りの曲で楽しくパンチを繰り出しハイスコアを狙っているだけで、いい汗がかけてしまいます。

SoundStage

開発元:Hard Light Labs LLC
Viveportで配信中

そこのあなた、今「まさか全部リズムゲーの紹介で埋める気じゃないだろうな」と思いましたね? ご心配なく。音楽を愉しむVR体験はリズムゲームだけに限りません。たとえばSoundStageは、なんと作曲体験ができてしまうサンドボックス型アプリです。プレイエリアをルームスケールで本格的な音楽スタジオに変えてしまいます。

実験音楽をかじっている人も、80年代の魔法に浸りたいミュージシャンも、シンセサイザーやドラムやシーケンサーや、その他もろもろお好きな楽器を思うぞんぶん並べて作曲活動ができます。何よりすばらしいのは、インターフェイスが使いやすいため、初心者から経験者まで誰でも楽しく操作できることです。

私はよく暇つぶしに、人気テレビドラマや映画のテーマ曲を再現して遊んでいます。SoundStageならVR内で何時間でも過ごせるし、お金をかけてスタジオ機材を揃える必要もないし、自分の下手くそなドラムを他人に聴かせずにすみますから。誰もが得しかしないアプリというわけです。

TheWaveVR

開発元:TheWaveVR
Steamで配信中

https://www.youtube.com/watch?v=OyJ4mdq9etE

音楽フェスはいいものです。世界中から人が集まります。友達と一緒に過ごす、音楽とダンスに満ちた最高に熱い思い出を作ってくれます。TheWaveVRはそんな体験をHTC Viveで再現するアプリです。ネオンと音楽が脈打つフェス会場にいつでも瞬時に飛びこんで、同じ音楽ファンたちと楽しいひとときを過ごすことができます。

まだアーリーアクセス段階ですが、好きな人にはたまらない魅力をもつコンセプトは確かに感じられます。HTC Viveのヘッドセットをかぶるだけで、いい音楽とそれを愛するフェス仲間が見つかる新しい世界に飛びこめるという気軽さはいいものです。次のショーの予定は掲示板で確認できますし、友達を何人かつかまえてパーティーを開くこともできます。

DJになって選曲や映像をコントロールし、目くるめくようなショーを演出するもよし。一般客として、ダンスとサイケデリックなVR空間にただ酔いしれるのもよし。

PolyDome

開発元:Plan8
Steamで配信中

ここまで紹介したアプリはそれなりにアクティブに遊ぶものでしたが、「そんな気力や体力はないよ…」とお疲れの人にはPolyDomeがおすすめです。これは操作するたびに少しずつ何かが変わる空間の中で戯れる体験です。さまざまなモジュールの中から好きなものを選んで空間に配置すると、それらが音楽を奏ではじめます。モジュールを増やせばそれだけサウンドも複雑になっていきます。

現在はアーリーアクセス段階で、この先開発が進めばさらに多様なコンテンツが追加されることでしょう。プレイヤーの間ではすでに、モジュールの使い方や配置についての意見交換も始まっています。最近追加されたWavecraftモジュールを使えば、自分の声を組み込みループ再生させて、さらに高度なサウンド世界を構築できます。

このPolyDomeは、Steamで無料のVR体験を探していたときに偶然見つけたものです。 触ってみてすぐ気に入ったのはGems。形によって異なる音を出す小さなモジュールです。適当にいろいろ並べて接続するだけで、VR空間に美しい音楽が鳴り響きます。なんといっても、プレイするたびに毎回違うサウンドが体験できるというのがいいところです。

The Music Room

開発元:Chroma Coda
Viveportで配信中

最後に、音楽好きにおすすめの究極のViveアプリをご紹介しましょう。The Music RoomはVR内にスタジオを創り出すという点ではSoundStageと似ていますが、実際の楽器をVRでシミュレートすることに重点を置いたアプリです。パールやジルジャン、セイビアン、ラディックのドラムセットをはじめ、さまざまな実在の楽器をVR内で演奏することができます。

プロミュージシャン向けのアプリということで、Cherry BarやBakehouse Studioといった有名なバーやスタジオで練習できる機能も。ライブパフォーマンスのリハーサルをしてもいいし、自作の曲を録音してもいいのです。誰にも気がねすることなく自分を表現し、音楽を完全にコントロールしているプロの境地を垣間見ることができます。

The Music Roomの価格はおそらく多くの人がまず難色を示すところでしょう。確かに誰もが気軽に買える額とはいえません。しかし、本格的に作曲や演奏活動をしたい人にとっては投資する価値はあるでしょう。実物の機材を買うよりは安いですし、ミスを気にせずのびのびとパフォーマンスやレコーディングができるVR環境まで手に入ります。

SoundboxingTheWaveVRPolyDomeはSteamで配信中です。
SoundstageThe Music RoomはViveportで配信中です。

※本記事はHTC社より許可を頂き翻訳・掲載を行っています。

 

VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード