HTC、VRコンテンツ配信等でアリババクラウドと提携

HTCは、アリババクラウドとの提携を発表しました。アリババクラウドは、中国のアリババグループでクラウドコンピューティングに関する事業を展開しています。

アリババクラウド

この提携により、両社は世界中の消費者に対して大規模かつコストパフォーマンスの良いVRソリューションを提供するとしています。具体的には、アリババクラウドのクラウド技術を使い、VRコンテンツの中でも注目を集めているVR動画(360度動画)の制作や配信にあたっての帯域強化を狙っているとのこと。また、HTCが世界レベルに展開を予定しているVRコンテンツ配信ストア『Viveport』にもアリババクラウドの技術を適用していくとのこと。

アリババクラウド

アリババクラウドのビジネス・アーキテクト・ディレクター Ge JIN氏は、「クラウドコンピューティングは人間が”ここまでしかできない”と思っている限界を越えることができます。両社の提携により、世界で最も革新的なVRとクラウドという技術が組み合わさることで、さらなるビジネスの価値を生み出すことでしょう。また、この提携によって中国のVR関連技術が加速され世界に展開していくことになるでしょう」と述べています。

アリババクラウドは、浙江大学に技術提供を行い、360度で両眼立体視が可能な3分間のVR動画を3日以内にレンダリングすることが可能になったとのこと。この処理には10万基のプロセッサーコアと12コアの高処理サーバーをノンストップで8,000時間稼働させる必要があります。

VRコンテンツ制作に関しては360度動画を制作しているアメリカのスタートアップJauntがクラウドを使用した360度動画制作サービスを立ち上げています。

今後クラウドを活用したVRコンテンツ制作、配信の流れが加速するものと思われます。

(参考)
Alibaba Cloud Partners with HTC to Advance Virtual Reality Development with Cloud Computing Solutions – PR Newswire
http://www.prnewswire.com/news-releases/alibaba-cloud-partners-with-htc-to-advance-virtual-reality-development-with-cloud-computing-solutions-300310934.html

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この記事を書いた人

  • KFtb1VIM

    慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。
    現実を進化させることができるVRに無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。これまでに体験したVRコンテンツは展示、配信合わせて500作品以上。現在ももちろんコンテンツを体験し続けており、VR業界の情報集約と提供、コンサルティングに強みがある。また、海外の主要なVRイベントでは必ず現地に足を運び、取材やネットワーク構築を行っている。2016年は6回渡米。

    Twitter:@tyranusii

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