今回紹介するのは、暗殺者となって警備員の監視の目をかいくぐり、目的の場所まで到達するジオラマ風パズルゲーム『Hitman GO: VR Edition』です。『Hitman Go』はスクウェア・エニックスの家庭用ゲーム機向け暗殺アクション『ヒットマン』シリーズの派生作品。スマホ向けに提供されているゲームが今回VRに移植されました。
操作は単純ながら、頭を使う仕掛けや多くのステージがあり、やりこみ要素満点です。
プレイヤーはステージ上の通路を進んで行きます。移動する目標地点を選ぶと進むことができます。
しかし、ただ目的地まで行こうとすると、このように警備員に見つかってしまいます。こんな時は…
このまま進むと警備員が邪魔で目的地まで行けそうにありません…が、なにやら使えそうな石が見えますね? あの石で離れた場所に音を立てることができれば…
石はプレイヤーから少し離れた場所に投げることができて、着地位置からまた少し離れた場所まで音が届きます。
うまく警備員に音が聞こえたようで、石を投げた場所に近寄ってきます。これで道を通ることができます。
今度は黄色い警備員が出てきました。彼らは毎ターン動き回っています。うまくタイミングをずらせれば、警備の目をかいくぐることもできますが…今回はダメそうです。使えそうなものと言えば、そこの植木鉢くらい…?
思い切って植木鉢に飛び込んでみました! 今、植木鉢の中にいると言うとおかしい気がしますが、植木鉢に隠れています。警備員も同じ場所にいますが気づいていませんね。これで先に進めそうです。
このステージでは隠し通路を使います。白い床になっている場所は通路で繋がっていて、瞬時に移動できるようになっています。このように様々な仕掛けを使いこなしてください。
こんな風に場所が大きく分かれているステージもあります。どこがどう繋がっているのか、どこにどの仕掛けを使えばいいのか考えながら進んで行きましょう。
目的地にたどり着くだけでなく、様々な条件を満たすことで追加のスタンプがもらえます。最初のうちはそのまま進んでも次のステージを遊べますが、スタンプが足りないとステージが開放されないので、やり込むにはスタンプが必要になってきます。
ステージはかなりの数があります。SSの下に表示されている模型を選択すると、さらに新しいステージが表示されるのでその総数はかなりのもの。やりこみに最適です。
筆者はパズルゲームはあまり得意ではないのですが、このゲームは操作が単純で分かりやすく、仕掛けもバリエーションが豊富だったので楽しかったです。ステージが進むと仕掛けの他にも、雰囲気が変わったりと変化が多く、飽きずにプレイすることができました。
ただ、カメラの位置がある程度遠い位置で固定されてしまっているため、せっかくの模型風のグラフィックなのに横から眺めたりできないのが少し残念でした。
しかしシステム面は文句なしのゲームなので、パズルゲームをやってみたいという方にはオススメできます。
<ソフトウェア情報>
「Hitman GO: VR Edition」
【メーカー】Square Enix Montreal
【開発者】Square Enix Montreal
【対応ハードウェア】Gear VR
【価格】 960円
【操作】タッチパッド
【リリース日】2016年5月11日
【入手方法】Oculus Storeよりダウンロード
【言語】日本語、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、韓国語
<Mogura VR的評価>
【オススメ度】★★★★☆(ゲームとしては面白いがVRらしさが欠ける)
【快適さ】★★★★★
【操作性】★★★★★