中国から世界に先駆けたVRデバイスの業界標準、公開へ

VR業界では、さまざまなVR機器、コンテンツ配信プラットフォームが登場しています。開発者やデバイスメーカーなど全体に利益になるエコシステムを構築するための、業界標準を策定する動きが始まっています。

2017年4月6日、北京にて国際企業向けのVRサミットが開催されました。その中で、中国のVR業界を代表するVR、HMD関連企業らによって、これからの業界の発展を目指した業界標準の設立が発表されました。

その名は「VR HMDのための一般仕様(※直訳 General Specifications for Virtual Reality Head-Mounted Displays)」と題され、有線型やモバイル型のVRデバイスにおける、デザイン、生産、品質などに関する仕様策定を担っていくとのこと。また、VR産業連盟の設立も正式に発表され、こちらはグローバル市場における中国系のVR業界を取りまとめていくと言われています。

HTC Vive、北京理工大学、中国電子工業標準化研究所らは、業界標準の策定のために中国工信部(MIIT)の一員に加わりました。MIITのチーフエンジニアのFeng Zhang氏は、業界標準の設立は、さらなる発展やコア技術/知見の蓄積が必要なVRエコシステムに対し、健全な成長をもたらすとの旨を語りました。

また、HTC Viveの中国担当代表かつVR産業連盟の副会長であるAlvin W. Graylin氏は、中国は世界の中で最初にVR業界標準を定めた国であり、いかに中国政府がVR開発を重要視しているかを示す機会となったと述べました。

なお、業界標準の詳細についてはまだ公表されていませんが、間もなく中国電子工業標準化研究所のウェブサイト(中国語)から閲覧することができるようになるとのこと。

グローバルでのVR機器などの業界標準に関しては、アメリカのクロノスグループが2018年春に「Open XR」の策定を目指しており、Oculusやサムスン、ソニー・インタラクティブエンタテインメント、HTCなどの主要なプレイヤーが参加し、議論を重ねています。

(参考)
China Releases Group Standard For VR Industry(英語)
https://www.vrfocus.com/2017/04/china-releases-group-standard-for-vr-industry/

※Mogura VR は、VRfocusとパートナーシップを結んでいます。

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