4月1日はエイプリルフール。今年も世界中で様々な個人・企業による「嘘」の発表が行われた、賑やかな一日でした。
今回は、そんな2017年のエイプリルフールに発表された、“嘘”のVR/AR製品やサービスを紹介します。
Googleがついに五感を再現-ハプティクスヘルパー
視覚(HMD)や聴覚(ヘッドホン)のVR体験はメジャーですが、まだまだ触覚や嗅覚を含む「五感全て」の再現には至っていません。
そこでGoogleは、VRのリアリティを一つ上のレベルに押し上げる、画期的なサービスを発表しました。それが「ハプティクスヘルパー」です。
普段は介護や家事の代行を行ってくれるヘルパーですが、今回手伝ってもらうのはVR体験。香水、ドライヤー、ヒーターに霧吹き……様々な道具を駆使して、ハプティクスヘルパーがあなたのVR体験をより豊かなものにするでしょう。
ノートPCでもVR体験-Chromebook Cardboard
ついにGoogleのノートPC「Chromebook」に対応したCardboardヘッドセットが登場しました。
Chromebook Cardboardは手頃な価格でモバイルと同じように、どこでもVR体験ができる優れもの。丁度いいダンボールが手元にない方は、ピザの箱でも代用可能です。
オシャレなMRデバイス-MonoLens
MRデバイス「HoloLens」は様々な可能性を秘めたデバイスですが、まだ日常シーンで使うにはややかさばるのが悩みどころです。
それを受けて、VR制作スタジオのREWINDは、片眼鏡でありながらMR体験を実現した光学MRデバイスMonoLensを発表しました。
ファッションとしてもオシャレながら、生き生きとしたバーチャル体験が味わえる、画期的なデバイスになっています。
犬もVRの時代? -BoneVR
もうあなたの犬を散歩に連れて行く必要はありません。
Bone VRは、世界初の犬用VRHMD。リビングで公園中を走り回ったり、美味しそうなチョコレートの海に囲まれたり……。
もちろん、大型犬から小型犬まで、あらゆる犬が装着できるようカスタマイズが可能。犬がVR体験に慣れるため、バーチャルドッグランも提供予定です。なお、世界初をうたってはいますが、2015年のエイプリルフールネタで、すでに『Pawculus Rift』という犬用VRHMDが登場しています。
デバイス一つで没入感を-感覚没入ジェネレータ
ThinkGeekはVR体験をよりリアルにするため、様々な感覚再現システムを統合したデバイス「Sensory Immersion Generator」を発売しました。
使い方は簡単で、付属のテンキーから再現したい感覚の番号を入力し、引き金を引くだけ。するとジェネレータの先から煙や羽根、猫の手までもが飛び出し、体験者に五感のリアリティを与えます。
なお体験にはデバイスを操作する協力者が必要ですが、友人は付属しないようです。
https://www.youtube.com/watch?v=AbOLCdc6aeg
改めて、今回紹介した製品・サービスはどれも「嘘」。それでもいつかの未来、これらの技術が本当に実現する日が、来るのかもしれません(?)
(参考)
VR Scout / April Fools’ Day 2017 VR Edition(英語)
http://vrscout.com/news/april-fools-day-2017-vr-edition/
Mogura VRは、VR Scoutとパートナーシップを結んでいます。