屋外でも動作 床にマーカーを置いて位置トラッキング

ロサンゼルスで開かれたVRLAでロシア発のベンチャー企業Antilatencyは同社が開発したユニークなGear VR向けの位置トラッキングシステムを展示しました。

Antilatencyの位置トラッキング

Antilatencyの位置トラッキングシステムでは、範囲を定めるため4本の細長いバンドを置いて使用します。それぞれのバンドにはUSBの小さなバッテリーバックで動作する位置マーカーがついています。

また、VRヘッドセットの前面に位置を探知できるような小さなカメラとユニットを装着しますます。

このAntilatencyのシステムではバーをカメラの検知し、位置トラッキングが実現します。複数の人が6平方メートルの範囲まで使用可能。そして太陽光にも影響しないため、外でも動作するとのこと。

また、持ち運びしやすいデザインで、バンドやヘッドセットに付けるカメラやユニットはすべて小さなケース1つに収まります。

 

https://www.youtube.com/watch?v=eBDWwzfw1O4

展覧会ではサムスンのGear VRを用いて紹介されましたが、メジャーなVRヘッドセットすべてに対応しているとのこと。また、ペン型やガン型のコントローラーなども導入予定です。

今後もシステムをさらに向上させ、レイテンシーをさらに低減し、位置トラッキングの誤差も減少させるとAntilatencyのCEOはコメントしています。

HTC ViveのLighthouseは家庭用電源が必要です。また、Oculus Riftの赤外線カメラはPCへのUSB接続が不可欠です。最近では位置トラッキングを搭載していないスマートフォンで体験するVR向けにNOLOなどの位置トラッキングキットが登場しています。また、2017年に各社から登場予定とされている一体型のVRヘッドマウントディスプレイではセンサーや外部機器を一切使用しない「インサイドアウト方式」を採用したモデルも登場しています。

これまでPCへのなどに接続するハイエンドなVRデバイスだけでしかできなかった位置トラッキングですが、他のデバイスでの実現もそう遠くなく実現しそうです。

(参考)
Antilatency Is An Intriguing Mobile Positional Tracking Solution
https://uploadvr.com/antilatency-mobile-positional-tracking/ (英語)

Antilatency 公式ページ http://antilatency.com/ (英語)

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この記事を書いた人

  • Ryo

    いろんな言語を勉強している言語オタクです。VRにも興味があるからVRオタクです。でもゴールデンレトリバーも好きだからゴールデンレトリバーオタクでもあります。VRにはゲーム以外にも教育や福祉、医療などでも大きな可能性があると思います。そんなVRを様々な側面からわかりやすく紹介できるようのほほんと頑張ります。

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