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ゲーム・アプリ 2018.12.08

「Myst」のアーティストが制作 VRアドベンチャーゲーム来春配信

ゲーム開発スタジオのEagre Gamesは、不思議なアドベンチャーゲームの「Myst」(1993)や「Riven」(1997)を制作したゲームスタジオCyanとパートナーシップを提携し、新作VRゲーム「ZED」を配信することを発表しました。Oculus RiftとHTC ViveのVRヘッドセットに対応するほか、VRヘッドセットを使用しないPC版の配信も行う予定です。

Mystアーティスト渾身のVRゲーム

Eagre Gamesは、「Myst」のアーテイストを務めたチャック・カーター氏が率いるインディーズゲーム制作ゲームスタジオです。同氏は「Myst」以外にも25もの作品に携わっており、マーベル・ヒーロー勢ぞろいのゲーム「Marvel Ultimate Alliance 2」や、パックマンのレースゲーム「Pac-Man World Rally」などを制作してきました。また、ゲームジャンル以外にも、米SFテレビドラマ「バビロン5」や、ナショナルジオグラフィック、NASA、米サイエンス誌のScientific Americanのデジタルアートを請け負うなど、活躍は多岐にわたります。

「ZED」の制作は、Eagre Gamesと、ニューイングランドを拠点にゲーム開発を行うSkymap Gamesが共同で行っています。配信元となるCyan Venturesは、Cyanの配信部門として新しく設立され、「ZED」は同社の初配信コンテンツとなります。また、脚本家には「メタルギアソリッド」シリーズのDavid Chen氏と「バイオショック・インフィニット」のJoe Fielder氏を起用し、声優には「Theif」や「Fallout」シリーズのStephen Russell氏を起用しています。

大人向けアドベンチャーゲーム

Cyanは、「ZED」について次のように説明しています。

ZEDは、認知症を患い、後悔の中に生きる年老いたアーティストの物語です。この世に生まれることができなかった彼の最愛の孫娘への贈り物として、アーティストの未完の創作作品を、プレイヤーが断片的な思い出を拾い集めて完成させていきます。

この物語は幻想的でとりとめのない風景が広がる非現実的な旅をしていきます。後悔や赦し、救いが巡る世界で、深く個人的でありながら普遍的な、ほろ苦いストーリーとなっています。

「ZED」の配信は2019年春の予定となっています。

(参考)Road to VR

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