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VRChat 2023.07.23

【週刊 気になるVRChat 7/23号】CAPSULEもFLOWもVRChatにやってくる! リアルVketの内容も要チェック!

ソーシャルVR「VRChat」では、毎日様々なイベントが開催され、新たなトピックが次々に生まれています。しかし、あまりにも多くの出来事が起きているため、「今なにが起きているの?」となっている人も多いはず。

そこで、この記事では、筆者の独断と偏見で注目しておきたいVRChatのトピックをご紹介します。話題になった「VRChatのいま」を、ざっくりとお伝えいたします!

目次

「CAPSULE」がVRChatに降臨。8月5日にVRライブ開催決定!
「バーチャルマーケット2023リアルinアキバ」実施コンテンツ発表!
FLOWのライブもあるよ!日本文化を発信する「VIRTUAL REMIX JAPAN」開催!
ヴェネツィア国際映画祭に、あのVRChatワールドが選出……?

「CAPSULE」がVRChatに降臨。8月5日にVRライブ開催決定!

ド級なイベントの上陸です。中田ヤスタカさんとこしじまとしこさんによる音楽ユニット「CAPSULE」が、VRChatにてライブ「CAPSULE Live in VRChat “メトロパルス”」を開催することを発表しました。

昨年12月に発売されたアルバム「メトロパルス」の世界観を再現したワールド「CAPSULE HOUSE」を舞台に、8月5日(土)20:00よりライブが開催。ライブのプロデュースをANNINが、制作協力をActiv8が手掛け、ライブ制作監督にはReeeznDさん、演出監修にはキヌさんなど、強力な布陣で臨むライブとなります。

そして、「CAPSULE HOUSE」は7月19日よりパブリックで公開されています。このワールドは、「メトロパルス」の収録曲「バーチャル・フリーダム」に登場した3DCGがもとになっています。

プールもある広くておしゃれな邸宅です。動画プレイヤーもある空間は普通に居心地よし。ホームワールドにしてもよさげです。

奥の方にはライブ会場への入口があります。当日ここをくぐるのが待ち遠しい……!

著名なアーティスト、VRChat発クリエイター、VTuber文化の初期から携わるActiv8と、そこから派生して生まれたANNIN。様々な”バーチャル”が絡み合うイベントとしても要チェックです。

「CAPSULE HOUSE」へのアクセスはこちら(PC Only)。
https://vrchat.com/home/world/wrld_4f4e208f-e89c-402a-89fc-e3273b28530d

「バーチャルマーケット2023リアルinアキバ」実施コンテンツ発表!

7月29日(土)と30日(日)に開催される「バーチャルマーケット2023リアルinアキバ」の、実施コンテンツの詳細が発表されました。

空間再現ディスプレイとにおい制御デバイスを活用する「VRショットBAR」や、「mocopi」を使ったスイカ割りゲーム、HMDもセンサーも未装着のまま”立つだけ”でアバターになれるという「AVATAR MEETS」……などなど、バーチャルとリアルが混ざり合う面白いコンテンツがたくさん発表されています。企業出展も豊富で、最新テクノロジーやコンテンツ展示、そして焼津市による「リアルマグロ解体ショー」などなど、バリエーション豊かです。

また、2日間入れ替わりで合計20名のクリエイターが出展する「パラリアルクリエイターエリア」や、VR発コミュニティが出展する「バーチャルコミュニティエリア」も登場。メタバース現地で育まれた人々も数多く集まりそうです。

秋葉原全体の連動企画として、「バーチャルマーケット2023リアルinアキバ」会場のお向かいにあるビックカメラ秋葉原店にて、Vketの「パラリアル秋葉原」と現実の店舗にて”同時接客”を行う「ハイブリッド接客」の実施も発表されました。特設コーナーでパラリアル側の店舗を映すモニターを設置し、店員さんが「ハイブリッド接客」を行う様子を見れるそうで……どんな絵になるのでしょうか!? これは現地でたしかめたいところ。

さらに、秋葉原の各所をめぐる「ARスタンプラリー」も実施されるほか、なんとまぁアドトラックまで走るのだそうです! 声優の徳井青空さんが歌う今回のためだけのオリジナルソングを流しながら走るそうで、まさにこの日は秋葉原の街全体がVket一色に染まりそうです。

「バーチャルマーケット2023リアルinアキバ」公式サイトはこちら。
https://event.vket.com/2023Summer/real/

(参考)プレスリリース

FLOWのライブもあるよ!日本文化を発信する「VIRTUAL REMIX JAPAN」開催!

凸版印刷がVRChatを会場としたメタバースイベントVIRTUAL REMIX JAPANを開催しました。7月21日(金)から9月18日(月)までの期間限定で、会場ワールドが公開されています。

現時点で公開されているワールドは2つ。一つは「VIRTUAL REMIX JAPAN – CASTLE TOWN AREA」。彦根城と現代の街を融合し、日本らしいお祭りも開かれている、「日本」という概念を濃縮したような空間です。

ワールド容量は軽めですが、一定条件でお祭りの踊りが始まるなど、ちょっとしたギミックも仕掛けられています。

もう一つは「VIRTUAL REMIX JAPAN – HIKONE CASTLE AREA」。こちらは体験型XR観光アプリ「ストリートミュージアム」のXRコンテンツ「彦根城」を移植したものらしく、シンプルな彦根城の観光ができます。

どちらのワールドにも、あの有名なゆるキャラ・ひこにゃんがいます。ただし、ひこにゃんはカメラを近づけるとドロンと消えてしまいます。まるでNINJA。

そして、ミクスチャーロックバンド「FLOW」がVRライブを行うエリアも準備されています。こちらだけGugenka主催のイベントになるとのことで、Gugenka×FLOWの組み合わせは昨年のコードギアスコラボイベントを思い出します。

本イベントは日本文化を海外へ発信し、日本への興味や関心を最大化させつつ、企業の海外向けビジネスを支援することが目的とのこと。イギリス最大級の日本文化総合博覧会「HYPER JAPAN Festival 2023」とも連携しており、こちらに出展している複数の企業のコンテンツが展示されるエリアも、後々展開されるとのことです。

「VIRTUAL REMIX JAPAN」公式サイトはこちら。
https://virtualremixjapan.com/

ヴェネツィア国際映画祭に、あのVRChatワールドが選出……?

ヴェネツィア国際映画祭では昨年、リアルタイムVR演劇「Typeman」がノミネートされ、「Premio bisato d’oro 2022(プレミオ・ビサト・ ドーロ/金鰻賞)」の最優秀短編賞を受賞し話題となりました。

この世界で最も著名な映画祭に設けられたXR部門「Venice Immersive」では、今年はVRChatワールドが24個選出。公式サイトにて掲載されています。これらのワールドは「Venice Immersive」公式ワールドから行けるようになる見込みです(昨年のワールドはこちら)。

選出ワールドは、「Epilogue․ Chapter 1․Chapter 2․」や「Terra Cotta Valley」といった著名ワールドはもちろん、サンリオVfesを湧かせた「Beyond a bit – 想像のちょっと先へ」や、「Exhibition ⁄ little traitors」「VEINPRM0118」「Cubes (experimental)」などなど、日本発ワールドも多く選出。いずれも、名だたるワールドの数々です。

VRChatワールドは「居心地の良い空間」が多いですが、上記のようなアート性を宿した空間も人気を得ています。空間まるごと作家性が宿る「ワールド」という創作物が、世界的な映画祭でも取り上げられる流れは、XRというカルチャーのひとつの成熟を感じさせられます。

選出されたワールドの一覧はこちら。
https://www.labiennale.org/en/news/official-2023-venice-immersive-selection-announced

これまでの「週刊 気になるVRChat」はこちら!


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