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VTuber 2023.10.16

この動画がすごい! 今週のおすすめVTuber動画(~10月14日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルアバターで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

【現代の闇】身に覚えのない借金を背負うアイドル【クレカ】

誰にでも起きそうな、しかも身内が絡んでやっかいな、恐ろしい話がもちはむの小屋にアップされました。被害者はVTuberのすのう・あにぅ。彼女に訪れた突然の借金。一体なにが…?

注意しても注意のしようがない、人間不信になりそうなお話を、フラットに事実をまとめ、わかりやすく短くアニメーション化しています。かわいらしいキャラクターなので、えぐい話ではありますがかなり見やすいです。
ただ「怖い話だ」ではすまない、身の回りでありえる話なので、大人から子供まで自己防衛のためにも見ておいて損のない動画です。

詳細な内容は本人が配信しています。血縁が呪いとなって何も信じられなくなる様子、バーチャルだから聴きやすくオチも付けやすいものの、ぞくりとさせられます。

雑草で古代のエジプトの紙「パピルス」を作る!【根性再び】

根性実験工作系VTuberのヘアピンまみれが今回作ったのは、古代エジプトで使われていた紙である「パピルス」。現代社会の紙の作り方と全然違って、草の髄を使ってものすごい時間をかけて制作します。

ヘアピンまみれの工作動画では、材料や器具をそのまま使うのではなく、知識と根性で別のものをも使用していくのが魅力のひとつ。今回も素材の植物を全然違う、ヘアピンまみれチャンネルではおなじみのもので制作しています。
かなり手間がかかり面倒くさいものなのは見てわかりますが、漂白剤の換気などに注意して親子で作れば、自由研究などになりそうです。さりげなく積まれた図鑑からも、ヘアピンまみれが何に興味を持って育ってきたかがよくわかります。

僕が愛する世界を紹介します。

ぬこぽつがX(元Twitter)にアップしたのは、VRCHATの中で愛した数多くのワールドを撮影した動画。前に進んで通り抜けていくような撮影手法で、そのワールドの印象的な場所、美しさを感じられるところを見事に切り抜き、旅行をしているかのようにまとめています。
有名なワールドが多いので、分かる人はどこがなんのワールドなのか見て当ててみるのも楽しいです。
ワールドの光景が思い出になっていくのは、VRの中で生きてきた人たちなら誰しもが経験したことがあるはず。知っている場所を見つけたら、是非自分の思い出と照らし合わせてみてください。

【#おねショタお家デート】二人っきりのお家&防音室おねショタオフコラボ【ルイス・キャミー/鈴木勝/にじさんじ】

お姉さんたちに愛されている少年鈴木勝。彼とのおねショタを狙うルイス・キャミー。それを見守る、かつ煽り遊ぶおねショタ評議会の伊東ライフ夕刻ロベル。そして鈴木勝が好きだったのに先を越されたWSS(わしが先に好きだったのに)で涙を流す千羽黒乃
5人の思惑が入り乱れる中、ルイス・キャミーと鈴木勝がデートをする配信が行われました。実際は「おねショタシチュエーション大好き」な夕刻ロベルと伊東ライフが鈴木勝にミッションをもうけ、ルイス・キャミーとのデートで遂行するというドッキリ要素満載でした。
ところが鈴木勝が想像以上にルイス・キャミーをエスコートするものだから、夕刻ロベルと伊東ライフはおおはしゃぎ。千羽黒乃、大ダメージ。

ふたりのデートの様子はとても甘々で、ミッションどころじゃないので是非見てみてください。それとあわせて副音声として、おねショタ評議会の感想を同時再生で観ることをおすすめします。おねショタ好きたちの性癖が変にこじれていくのも、千羽黒乃がどんどん負けヒロイン化していくのも、見ていて楽しいシチュエーションエンタメです。

【参加者閲覧禁止】にじそうさく08にいきたい【周央サンゴ】

現在数多くのVTuber二次創作同人誌が描かれています。その中でも「にじそうさく」はにじさんじの二次創作イベントとしてはかなり前から続いていて、もう8回目。周央サンゴはそのイベントにどうしても行きたいと言っている一人ですが、行くことができません。そこで悔しさゆえに「にじそうさく08の参加者出入り禁止」の「にじそうさく」イベントっぽいなにかを配信で実施しました。

やってきてくれたにじさんじライバーには、その場で本物を見ないで似顔絵スケブを描いて贈呈するという一幕も。これがとてもかわいくて、彼女の才能が発揮されるイベントになっていました。
TRPGで鍛えられている演技力や茶番力、シチュエーション作りの技術、視聴者のノリのよさ、そして2次創作同人誌界隈への解像度の高さが産んだ、同人誌即売会経験者はぜひとも見てほしい配信です。なにより「にじそうさく8」に行きたかったのに行けなかった人はアーカイブで見て、遊びにいった気持ちになりましょう。

これは全て「存在しない」作品です。6【 #ルルなま存在しない作品考察企画 】

ルル=ルチカが月イチで配信している「存在しない作品考察企画」もついに6回目。実際にはない作品を視聴者から募集し、真剣に考察するというものです。タイトル・ジャンル・あらすじを140文字で投稿するという視聴者の技術と表現力自体がお見事です。

「考察中は正気に戻らない。」というのがルールです。ルル=ルチカの架空の進行も面白いのですが、コメント欄の真剣さは必見。嘘設定も嘘エピソードも嘘考察も膨れ上がる上に妙にリアルなので、本当にあったような錯覚に陥ります。思考ゲームとしてかなり脳を使う楽しい配信です。
いままでの企画もアーカイブ化されているので、見ながら一緒に妄想してみると楽しいです。

🎵市松人形のリサイタル🎵【ヒトデナシ展覧会アーカイブ】

市松寿ゞ謡が参加した、9月3日のライブイベント「ヒトデナシ展覧会」のリサイタル映像がアップされました。全てオリジナル曲で、映像もど派手にパワーアップ。過去の動画の活用も巧みで、市松寿ゞ謡のファンなら大満足の内容です。

初めて観る人は情報過多すぎる画面に圧倒されるままに、身を任せましょう。極彩色でレトロでサイケデリック。一度聴いたら忘れられないボーカル。市松寿ゞ謡にしか作れない世界を味わうのにもってこいのリサイタルです。

「いちまのBON DANCE」をリサイタルで披露したときは、観客に踊り方をレクチャーするシーンもありました。金色市松の手足が長いので、踊りがわかりやすいのがミソです。こぶしの効いた市松寿ゞ謡の歌はとても魅力的です。

H.A.L.O. / STELLAnotes – MV

星乃歌カズH/Fateの二人組ロックユニットSTELLAnotesの新曲「 H.A.L.O. 」がアップされました。疾走感抜群のギターサウンドと、激しい感情をこめつつも透明感のあふれるボーカルの特徴的なスタイルはそのままに、今まで以上にまっすぐに、夢の旅路へ進んでいく作品になっています。
数多くのオリジナル曲をアップしているふたりは、10月18日に2nd Album『BRIGHT MOMENTS』をリリース予定。全13曲みっちり詰まったボリュームのある一枚になりそうです。

PENGUIN ALIVE – 拠鳥きまゆ【Vtuberオリジナル曲】

ボーカルの緩急の付け方が、強く印象に残ります。拠鳥きまゆの新しいオリジナル曲は、AメロやCメロの凪いだ音を使うことで、「君と僕の歌」の意味がぐっと強く輝く作品です。

サビのパワーのあるボーカルも、ただ力強いだけでなく解放感に満ちており、爽快です。
間奏のポエトリーリーディング部分も非常にポジティブで、静かながらも芯の強さを感じさせます。聴き終わった後に、充足感のある作品になっています。

彼女の故郷p-guin星の名前を彷彿とさせる「PENGUIN」タイトル曲として、一年前の「PENGUIN REALISE」もあわせて聴くと、貫いている思いがより強く伝わってきます。こちらもパワフルで爽快感抜群なのでおすすめです。

【日常2期OP】ヒャダインのじょーじょーゆーじょー 1.25倍速version【virtual drum cover】

様々なバンドでドラマーとして活躍している頬白ギンコの新作動画は、アニメオープニング曲の1.25倍速バージョンのバーチャルドラムカバー。ほとんどブラストビートみたいになっており、早すぎてなにをどう叩いているのかあっけにとられそうですが、ここはバーチャルのいいところ。ドラムの各部分が叩くごとにぴったり光っているので、はちゃめちゃなスピードのところも見ていて理解できる仕組みになっています。だからこそ彼のドラムのうまさが、より味わえます。

メタルロックスタイルの頬白ギンコのドラムは、元楽曲にアレンジも加えて、激しさ倍増しの気持ちよさがあります。
「2023年9月にVRSNS内でのリアルタイムフルボディトラッキング演奏に対応」とのことで、バーチャル技術面でも目を見張るものがあります。楽器類のトラッキングは元々鬼門でしたが、個人でもここまで再現できるところまで来ました。かなりのスピードの演奏がバーチャルで観ることができる楽しい動画です。

デスぺレート feat. LOLUET (covered by REVERBERATION) 【歌ってみた

稀羽すう魔光リサがアップしたのは、けだるさと妖艶さの表現が特徴的な作品のカバー。ふたりが掛け合うように歌っているのですが、それによって艶めかしさが倍増。原曲の大人の空気感を生かしながら、小悪魔的な鋭さを兼ね備えた作品になっています。
ラップパートもそれぞれのボーカルの個性が強めに入ったことで、いい意味でぎょっとするようなインパクトのあるものになりました。
ふたりは「REVERBERATION」というユニットで活動しています。表現力の高さを見せつけてくれたことで、今後の活動への期待が高まります。

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