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VTuber 2022.06.12

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(6月4日~6月10日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルアバターで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

今回紹介した動画のYouTube再生リストはこちら

【知ることから始めよう!】HIV感染症クイズ

この2本の動画をそのまま学校で流してほしい! シオノギグループのバーチャル社員シオノギカナデが、前後編でHIV感染症についての基礎知識動画をアップしました。○×クイズ形式なので、ゆっくり動画をストップしながら考えて見るのもありだと思います。小学校からでも、見ておく価値のある内容です。

「エイズ」の名で騒がれていたHIVですが、名前は知っていても事実はわかっていないこともあるかもしれません。大人でもHIV検査はどうやるのかなど知らない事が多いと思うので、わかりやすく紹介されているこの動画で確認してみてください。数分と短い中にぎゅっと大事なことが詰まっている教材です。

シオノギカナデチャンネルにアップされた教材的動画はいずれもしっかりした内容なので、安心して子供に見せることができるのも特徴です。大人でもしらないポイントを解説している部分も多々あります。ぜひ学校で、家庭で、大人自身で、ちょっとした時間に観てほしい教育的チャンネルです。

化粧品研究者が【ワセリン】の正しい使い方や効果について成分的に解説します

和ノ蔵美知瑠は化粧品研究者のVTuber。今回は名前はよく聞くけど使い方がわかりづらいワセリンについての解説をしています。なぜこれだけでは美容効果はないのか、一体なんのために使うのか。成分面の根拠に基づいて、とてもわかりやすく解説しています。

スライドが親切なデザインなのは注目したいポイント。必要なことをシンプルに、印象に残るようにまとめています。また柔らかく穏やかなトーンの声なので、落ち着いて聴けるのも解説動画として優れている部分です。

シャンプーや化粧品など、肌にあわせたものを成分からしっかり紹介しているこのチャンネルは、老若男女問わず役立つ情報が盛りだくさんです。話題にあがりづらい男性用コスメの選び方や敏感肌向けの化粧水、ニベアやピーリングジェルの成分解説Shorts動画など、すぐにでも役立つ知識がいっぱい。実際の商品も紹介されているので、購入の際の参考になります。

沖縄って実は〇〇!?視聴者からの偏見・イメージに本音で答えます!

根間ういの沖縄あるあるや沖縄偏見シリーズ動画は、毎回ハズレ無しの面白さ。今回は視聴者から寄せられた偏見やイメージに対し、実際はどうなのかを本音でズバズバ答えていきます。根間ういがつい突っ込むような話題から、ほんとそれ!という同意まで多様です。

以前行ったものもあわせて観てみてください。かなりざっくりと切り込んでいるので、観ていて爽快です。つっこみつつも根間ういは徹頭徹尾楽しそうな語り口。愛がひしひしと伝わってくるので、観ているだけで沖縄の魅力に興味がどんどんわいてきます。

【ゲーム制作】批判的なレビューの受け止め方【豆腐メンタル】

クリエイターの悩みの一つ、批判的なレビュー。見たくないものだけど、だからといって全部つっぱねてもよいものか…。この問題についてかつてからVRゲームを制作している包帯少女makoちゃんが持論を述べました。
基本的には商業流通ゲームに比べてインディーズゲームクリエイターには優しい声が届きやすいものの、やはりたったひとつの悪意が心に刺さることもある。これはYouTuberやVTuber、漫画家、作家、ミュージシャン、ブロガーなど誰しも同じだと思います。今回の動画で語られているライフハックは、あらゆるジャンルのクリエイターにも当てはまるもの。感情だけに左右されない合理的なスタンスなので、見て実践すると不安な気持ちが少し楽になるかもしれません。

ついにここまで、きてしまいました。

おめがシスターズは以前から、バーチャル空間とリアルを行ったり来たりして次元の壁を破壊し、最近ではリアルボディに顔バーチャルというスタイルで活動しています。今回はついに、リアルにバーチャルで着ていた衣装を制作。あまりにも自然なので、一瞬全身バーチャルだったのか?と脳がバグるような映像が完成しました。これはおめがレイが仕込んだネタで、知らなかったおめがリオもびっくり。

以前から実写とバーチャルを混ぜ合わせるスタイルのVTuberは存在します。半生と明言していたナギナミ、普段の服の袖と軍手で実写開封動画を撮っていた天開司、次元を越えて表現活動をするための実験として実写と行き来している長瀬有花、パペットやきぐるみという新たな形で実写世界に飛び出したぽんぽこピーナッツくんなど、キャラクター性・実在性を保ちながら、想像力で自在に表現の幅を広げているVTuberは少なくありません。
おめがシスターズも今まで、バーチャルの身体で実写世界に飛び出したり、リアル世界での動きにバーチャルアバターをトレースさせたりと、多様な試みをしてきました。彼女たちなりにちゃんとリアルとバーチャルの境界線を破る段階の文脈を作ってきているので、過去の動画でぜひチェックしてみてください。

100日後にVtuberデビューする女子高生

PROJECT BLUEから、100日後にVtuberデビューする女子高生が活動を開始しました。TwitterとTikTokで活動するとのことで、6月11日から9月16日まで連続動画投稿を行うそうです。
現在名前なし、アバターなし。あるのは声のみ。デビューするまでの100日の間に女子高生がVTuberの準備をしていく様子が見られるのかどうか、現時点では何もわかりません。ある意味その100日の積み重ね自体がバーチャル的な表現活動でもあるので、今後の動向に注目したいところです。

【#あにまーれ4周年】友人Vtuber31人に聞きました!ここがヘンだよあにまーれ!?【因幡はねる / あにまーれ】

有閑喫茶あにまーれが4周年を迎えました。そこで因幡はねるのチャンネルで行われたのが、31人の友人VTuberに聞いた「ここがヘンだよあにまーれ」。あにまーれ以外で活動しているあらゆる人たちに、あにまーれメンバーの「ヘン」なところをアンケート。その情報を現在活動しているあにまーれメンバーで見ながら話しているのですが…。

あにまーれのメンバーは集まると、殴り合い寄りのプロレスになるのが恒例。リアルな女子校感があり、暴露あり下ネタもありの大騒ぎになります。コメントは非常に幅広いメンツから寄せられており、送ってくれた人の優しい言葉に温かな気持ちになる場面もあれば、逆にみんなで指摘された人の揚げ足を取ってギャーギャー大騒ぎになることも。個性が露骨に出ているので、メンバーを知る意味でも見ていて楽しい配信です。

【#Vtuber生態調査】新企画!Vtuberの生態を調査せよ👀✨第0回 企画紹介とG.I.Nの生態調査🔎【G.I.N / Vtuber】

ドラゴンVtuberのG.I.Nがスタートしたのは「VTuber生態調査」という企画。VTuberが普段どういう生活を送っているのか、どんなものを買っているのかなどに切り込む内容です。0回目は自分のことで実践しつつ、第1回はアニメ鑑賞大好きな見習いメイドの屋敷シエルをゲストに呼び、楽しく対談する中で相手の個性のユニークさを掘り下げながら、赤裸々に生態を探っています。
特に今後の対比で興味深くなりそうなのが、1日のタイムスケジュールと生活注力グラフ。配信時間は何時からか、どのくらい準備するか、それ以外の時間何をしているか。趣味の時間はどう分配して暮らしているのか。配信型VTuberの生活は体験しないとわからないものなので、どのようなバリエーションになるのか楽しみです。

【#アキロゼ4周年LIVE】全編歌ライブ!みんなと歌って踊って3D LIVE 「ROSE of the LAMP」【アキ・ローゼンタール/ホロライブ】

アキ・ローゼンタールが活動4周年ライブを実施、そのライブアーカイブと、披露された曲がひとつずつアップされています。
企画・構成・総合演出をアキ・ローゼンタールが行っているこのライブ。曲から曲への独特なつなぎと場面転換、歌唱ステージのVJやライティング、キューブ型ディスプレイの特殊な使い方、プロジェクションマッピングのような雨天ステージギミックの利用など、表現者アキ・ローゼンタールのこだわりがぎっしりと詰まった内容です。アイドルとして、アーティストとして、ダンサーとして、クリエイターとしての総合パフォーマーな彼女を知りたいなら、この映像を観ればわかる、という集大成的な内容になっています。

オープニング演出やゲスト演出にも徹底的な作り込みが見られるステージングになっています。またオリジナルの新曲「ROSE of the LAMP」も披露されました。ベリーダンスを嗜んでおり、ダンス能力の高い彼女のしなやかな動きはどの曲でも今まで以上のレベル。柔らかな歌声と共にハイクオリティなパフォーマンスを見せてくれます。詳しい演出意図は振り返り配信で語られています。
ミュージカルスタイルの生誕祭と同じくらいにこだわりの多い今回のライブ。個々にあがっている曲動画を見ても楽しめるのですが、ライブの一連の構成は計算され尽くされているので、できればライブを頭から通してみるのをおすすめします。

【#LiLYPSE_双星歌劇】反響∽波形Synchronicity – LiLYPSE【LIVE ver. from 反実仮想ARCHETYPE】

LiLYPSE-リリップス –が先日行った1stソロライブで披露した「反響∽波形Synchronicity」のライブバージョンが単体で公開されました。この曲は元のMVも非常にかっこいい作品なのですが、ライブでのパフォーマンスはそれとはまた別モノ。ボーカルとダンスの激しさとシンクロ度合いは迫力満点です。ぜひ両方の良さを観比べてみてください。

ふたりの動きを生かした照明の使い方、配信ライブならではのタイポグラフィ、ギミックが多いステージと、多様な演出が見どころです。
LiLYPSEのふたりはゴシックスタイルのムードが重視されており、数多くアップされている歌ってみた動画もこだわりのあるものばかり。高い歌唱力で空気感をしっかり完成させているボーカルユニットです。

【MV】並行宇宙の君へ / 鈴木勝【オリジナル曲】

鈴木勝が3Dお披露目を迎え、その後に公開されたのがこのオリジナルの新曲です。永遠の少年である彼の歌声は、思いを伝えたいという強い意思を情熱的に表現。伸びやかに遠くまで広がるような歌声と優しい歌詞は、このバラード曲を繊細かつポジティブで聴きやすいものにしています。

彼はデビュー時から「バーチャル」な存在の意味を様々な形で問い続けていました。3D配信にあたっての新しいステップとして、今回の歌ではバーチャルな世界にいる自分と、そのガラスの向こうにいる人たちとのつながりを求め続けています。この曲を聴いてから今後の彼の配信を観ると、彼が伝えたいと願っている温もりが、より一層強く感じられるかもしれません。

BlackFlagBreaker!! / 社築 × sasakure.UK

社畜にしてコアな音ゲーマーの社築が、音ゲー曲を多数作っているsasakure.UKによる曲のオリジナルソングを活動4周年の節目にアップしました。本当に音ゲーに入ってないの?と疑ってしまうほどに、音ゲーマーならテンションがぶち上がる、気持ちいいBPMと音使いの作品です。

大人の男声の力強さが魅力的な社築の声が、テクノサウンドでしっかり引き立てられた作品。歌声からは、日々戦うアラサー男子の強さや勇ましさが伝わってきます。MVに描かれる企業戦士としての哀愁とたくましさの対比もユニーク。戦闘シーンで飛び交うターンテーブルも、普段の社築の配信を観ている人ならニヤリな部分。ラストに入るキービジュアルリスペクトの戦いを終えた社築の姿は、社会人にはグッとくるものがあるはずです。

Toccoyaki – よふかしトリップ (feat. picoco)

Toccoyaki、作詞とボーカルpicocoのオリジナル曲「よふかしトリップ」がアップされました。夜にぴったりなゆったりした優しいメロディに乗せて、キュートなふたりの声が寝る前のおしゃべりのように歌われる、心地よい作品です。

少女らしさが強い双子の声質を存分に生かしたハモリパートはシンクロ度が抜群によくてうっとり。朝まで楽しくおしゃべりしてしてしまい、夜が明けてから眠る気持ちよさを知っている人なら、ふたりの笑顔に共感できると思います。メロディと歌詞とキャラクター性がぴったり噛み合った作品に仕上がっています。

【シネマMV】えのぐ – 燈し火 [Official Music Video]

えのぐの新MVは「シネマMV」と題された作品で、以前の「Original Color Girls!!!!」同様に、バーチャルな4人が一切出て来ない実写映像作品です。ただ「Original Color Girls!!!!」は実写の女性がそれぞれのえのぐメンバーを演じていたのに対して、今回は出てくる人物が何者なのか、一体どこにいるのか、などは明言されていません。
一人の旅する女性が、行き先で様々な人と出会い、前に進んでいくロードムービーです。受け取り方は人それぞれだと思いますが、えのぐのメンバーが歩んできた道のりをイメージするとちょっと見え方が変わるかもしれません。

えのぐの4人は前だけを向いて進むパワフルな歌声で、この作品を力強く歌っています。映像のポジティブな解放感と歌声がしっかりマッチしたことで、爽快な青春MVに仕上がりました。バーチャルアイドルとしての活動の中でリリースされたこの曲は、ある意味ひとつの道標。4人はバーチャルで生きてきた証を刻みながら、まだまだ前に突き進んでいきそうです。

【MV】カタワラ / カクレゴ

舞台は四畳半。天野ドウジ座敷乃てまりのユニットカクレゴのオリジナル新曲は、「いい人」でいようと耐え続けている青年と、それを見守る存在を描いたちょっと不思議な作品。一日頑張って、無理をして笑って、小さな部屋への帰路につく。このやりきれない悶々とした様子を、カクレゴのふたりが部屋に潜んで、そっと見つめ続けている。カクレゴのふたりでなければ作れない作品です。
座敷乃てまりのボーカルは青年をじっと見守る温かさがあり「わかってるよ」の歌詞パートには優しさがあります。同時に「おかえりも届かないこの四畳半の隅で見てるよずっと」「この音だけでも聞こえないかな」と、どんなに青年を思っても伝えることのできない距離感に対する複雑な心情も表現。この曲に出てくる青年の境遇に共感できる人なら、カクレゴのふたりが自分のこともこっそり見守っていて、安心させるためにこの曲を送ってくれたんじゃないかという錯覚を受けるかもしれません。
四谷ゲンロクのベースラインもポイントのひとつ。かなり激しめのうねりがきいており、Aメロでのスラップは3人の空間をうまく演出。かなり聴き応えのある演奏です。

【オリジナル曲 MV】我ジェンド【†三拍ユッコ† シアーミュージックV】

かわいさとかっこよさの切り替えにドキッとさせられる、三拍ユッコのオリジナル新曲。普段はぽやぽやした空気感で自分を「我」と呼んでいる彼女ですが、パキッと芯の通った声で駆け抜けていく力強さのあるボーカルにはドキリとさせられます。かと思いきや「難しいことはわかんない 我がいちばんキュートじゃろがい」というポップでキュートなノリのボーカルも入る、彼女の存在のあり方が現れているキャラクターソング的作品に仕上げられています。ベースのスラップがバキバキに入っているのも特徴で、彼女の歌にコールを入れたくなるようなノリのいいサウンドになっています。

【爱你/王心凌】小東ひとな (cover)

小東ひとながアップしたのは、王心凌「爱你」の日本語翻訳バージョンのカバー動画。序盤の英語ラップ部分から一貫してキュートさ全開。サビに向かってボーカルのかわいらしさがぐんぐんとアップしていきます。

歌っている時のモーションがかなり特徴的です。口の動きが歌声にマッチして非常にはっきりしており、身体と耳としっぽがリズミカルに揺れます。命の宿りが感じられる頭の可動域と、表情の繊細さ、感情のアニメ的表現はVTuber表現としても必見。構成はbilibiliで活動している早稻叽のMVリスペクトになっており、髪型の変化やイラストも入る、盛りだくさんなMVです。

一方でしっとりとしたバラードも得意な彼女。感情を含んだ歌声を、たっぷりの声量で聴かせてくれます。bilibiliでも活動している彼女は、多彩な歌声とエンターテイメントを世界に発信し続けています。

異星にいこうね/甜瓜あん【歌ってみた】

甜瓜あんがアップしたのは、いよわの「異星にいこうね」のカバーMV。原曲はリズムもメロディラインもかなり特殊で「音楽的同位体 星界」を活かした作品なだけに、カバーが難しい作品。この曲の難解なテンポと音をしっかり乗りこなし、持ち前のキュートな歌声で拍車をかけ、不思議な世界観に自身の存在を溶け込ませることに成功しています。

甜瓜あんは普段からかなりトリッキーなタイプの配信を多く行っており、想像の外を行くアーカイブが数多くあります。また最近ではShortsもあげており、こちらも予想を越えてくるテーマが多め。一度ハマるとやみつきになる個性的なVTuberです。

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