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VTuber 2022.12.11

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(12月3日~12月2日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)や、バーチャルアバターで活動しているタレントの動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

今回紹介した動画のYouTube再生リストはこちら

【ドライブ】ひよりんと茨城県を大満喫!ドライブ観光にレッツゴー!【茨ひより】

茨ひよりアキ・ローゼンタールによる茨城県ドライブ旅行動画がアップされました。最初に訪れたのが、ホロライブとのお酒コラボで知られる明利酒類株式会社。これはホロライブファンには嬉しい映像です。

その他にも大洗のアクアワールド、国営ひたち海浜公園などを訪れています。茨城のPR映像としてのクオリティは抜群に高いので、このまま茨城県内で放送できそう。特におみやげ類の紹介は地元の人ならではのこだわりのチョイスなので、旅行に行く前にチェックしておくとお得だと思います。

アキ・ローゼンタールと白上フブキは、ファンタジー色の強い楽曲「魔女と旋律の街」のカバーMVを公開しています。柔らかみがあり静かに響くアキ・ローゼンタールの声と、軽快で高らかに響く白上フブキの歌声が重なることで、世界観に物語性がぐっと生まれているのがポイント。サムネイルのふたりの表情の差がそのまま歌声として表現されている、観ていてワクワクする作品になっています。

【VRChat】VRでダンスが習えるスタジオに行ってきた!【VRP Dance Studio】

レオン・ゼロミヤが訪れたのは、VRChat内でのダンスレッスン会。オープニングでも語っているようにVRChat内ではトラッキング技術の進歩もあって、ダンスでの交流が盛んになってきています。その一つとして、初心者からでも学べるダンスレッスン「VRP Dance Studio」に参加し、実際に学ぶ様子を撮影しています。動画を見れば、賑わいの様子は一目瞭然です。

ヘッドマウントディスプレイの重さやトラッカーの使い方など、ダンスとVRダンスは別技術であることも感じさせてくれる動画にもなっています。ダンスの見せ方、練習法などをかなり具体的に解説しながら、どこを訓練すればいいかを先生が教えてくれる様子も観られます。
VRのダンスという新しい文化自体が育っている真っ最中の、熱気あふれる空間です。VRChatは基本収益を取ることがないため、これらは有志による無料レッスン。部活動のような情熱が先生と生徒から伝わってきます。

VRKyogi2022にて公開された「VRP Dance Studio」の紹介動画もアップされています。動画の中では3D空間を活かした、VRでしかできないユニークな発想のダンスも観ることができます。十数年ダンスを続けているインストラクター側も、急成長しはじめたVRダンスを「教える」という面で、試行錯誤しながら生徒と共に歩んでいるのが伝わってきます。

先日「VRP Dance Studio」の生徒によるダンスショーケースも行われました。リアルダンス経験なしでも0からここまで踊れるようになるというダンスの成長のすごさにも、各家庭でVR機器を使ってここまで自由に踊れるほどの技術が普及しているというのにも驚かされます。
ダンススタイルによって教室が異なっており、生徒も先生もものすごく熱心なのが伝わる映像です。後半では先生たちによるパフォーマンスも見られます。
「VRP Dance Studio」は新規のダンスレッスンが始まるそうで、新たな参加者の募集をしています。興味のある方はTwitterやDiscordでチェックしてみてください。

プロデューサーであるたみやVTuberでもある海夏青など、先生たちのダンス動画もアップされています。実力の裏付けのあるキレのあるダンスに、ヘッドスピンをトラッキングできるほどのVR技術。すごみのある動画が見られます。

【VRC】VRの世界に最高の夏を探しに行ったら……!?【PROJECT: SUMMER FLARE】

けいろーのチャンネルにアップされたのは、VRChatのワールドの中でも「体験」として非常に評価の高い「PROJECT: SUMMER FLARE」探索動画です。桜葉笹野原ぽいずん由宇霧琲煎まきおむらいす食堂ヘアピンまみれという面々で夏を体験すべく、突入していきます。

探索するにつれ、みんなのテンションがどんどんあがっていく様子は、本当に夏に友達とすごしているかのよう。このワールドの魅力とメンバーの面白さが、テンポよく編集されまとまっている動画になっています。
ただしこれはまだ入り口。夏の冒険はここから、というところからはネタバレになるのであえて止められているようです。このメンツの感受性豊かな、ボケとツッコミの冒険はとても楽しそうなので、続きが非常に気になります。

深夜3時に恋愛トークで盛り上がるVたち【大野姉妹/町田笑てん/流石もみじ #VTuber切り抜き 】

(実在しない)切り抜きチャンネルは架空のVTuberの架空の配信を切り抜いたように見せることで物語を作る、メタフィクションVTuberチャンネル。
今回は大野くっく、大野くらら、町田笑てん、流石もみじらが深夜に恋愛トーク生配信をした際の切り抜き動画風ストーリー。深夜テンションの恋バナのノリかと思いきや「恋愛免許」という単語が出てきて一気に世界観が変わります。

運転免許とひっかけた「恋愛免許」の話題は、煽り恋愛、ながら恋愛、のような現実にありそうな危うい恋愛のネタと絡んで、とても風刺感があり楽しめます。
全3回の内容では、男性VTuber芭印ぱぱ葉が交じることで、さらに深いところまで切り込んでいます。ジェンダー論や、風俗系VTuberの話題はかなりリアル。作り話であることを忘れるくらい、現実と比較して考えさせられる部分がどんどん出てきます。
後半に出てくる、とある恋愛免許の事例は、それまでの話題を大きくひっくるめたようなこれまた考えさせられる話題。ある意味VTuberという立場を用いて、別の世界線の話題をフラットに描くからこそ表現できる、星新一や新井素子のショートショートのような味わいのある作品です。

【#兎田ぺこらがやってみた】200万人記念にたくさん挑戦してみた!!!!!!!!ぺこ!【ホロライブ/兎田ぺこら】

登録者数200万人を突破し、すでに210万人にまで至っている兎田ぺこら。今回はあらゆるやってみたかったことに挑戦。テレビスタイルの非常に高いクオリティの編集を入れた、兎田ぺこらの冠番組といった形式の映像を楽しむことができます。ナレーターに立木文彦を実際に呼んだことで、テレビ番組感が跳ね上がっているのもポイントです。
挑戦しているのは催眠術、バンジージャンプ、そしてスカイダイビング。催眠術で兎田ぺこら含む全員が生クリームだと信じたままわさびをチューブ一本まるまる口の中に入れるシーンはかなり強烈。反応がリアルです。

バンジージャンプやスカイダイビングでは躊躇はあったものの、どんどん楽しくなってきているパワフルな兎田ぺこらが見られます。実際にスカイダイビングまでやってしまったという思い切りは、彼女のパワーを感じさせます。
CMスタイルで兎田ぺこらグッズを紹介したり、番組後半では彼女が大好きな「ドラクエ」とのコラボが発表されたりと、ファンはもちろん、初めて見る人でも楽しみまくれる構成になっています。

以前からライブなどで披露されていた「いいわけバニー」のアニメーションMVも公開されました。三つ編みぺこらとショートヘアぺこらのふたりが登場、耳ににんじんのついた「ぺこもん」を巡るラブコメディを楽しむことができます。高音が響くキュートな歌声を活かした楽しいポップチューンになっており、このままギャルゲーのOP曲に採用されそうなクオリティの楽しい作品です。

【第9回 #特化Vの会】年内ラスト! まったり1年を振り返りながら来年の事なども・・・【Twitterスペース同時中継】

ひとつのジャンルに特化して動画をあげているVTuberは現在多いのですが、どうしても目立ちづらい、伸びづらい。その悩みを「特化Vのコミュニティ化」を軸にうまく解決して育っていけないかどうかを由宇霧IMAGINAは今年考え続け、実際に様々な挑戦を実施してきました。今回は今年のまとめと来年どうするかの話なので、過去の動画もチェックしながら話を聴くと、裏話的な楽しみ方もできます。ただ、第9回だけでもかなり考えさせられる話題が多いので、この回だけでも聴いてみてください。
ふたりのは同じVTuberでもそれぞれ見てきたものが違うため、今後どうするべきかについてやリスクヘッジに関して、考え方が異なります。それをお互い手加減なしにバンバン、ネガティブなこともポジティブなこともぶつけあっているので、討論として非常に見ごたえがあります。ゆえに多視点的に、VTuberの現状もしっかり見えてきます。答えのない話ではありますが、ふたりとも実践する行動力があるので、発言に重みもあります。
今回の話題のひとつとしてclusterの使い方もあがっています。一部のVTuberが有効活用しているメタバースプラットホームで、気軽に使うことで特化Vが心を病まないようにする糸口があるのではないか、という見方が話題にあがります。
例えば本職で音楽をやっている人に並ぶわけではないけど、全力でやる文化祭や部活動は活力になるからやる価値はある、という活用法です。アイドル・タレントVTuberと違う、特化Vがより楽しく生きるための知恵の話として面白いので、ぜひ聴いてみてください。

【心理学】【メンタル】メンタル強い人ってなんで!?vol.28【心春なこ/心理学Vtuber】

メンタルが強い弱いとネットではよく言われるけれども、そもそも何が強弱を決めるんだろう、どうやったら強くなれるんだろうか。バーチャル心理カウンセラー心春なこが、ひとつずつ論理的に、わかりやすく説明する配信が行われました。まずはいわゆる「メンタルが強い人」の特徴をピックアップし、考察していきます。

頑丈になる、というよりも、気持ちを受け入れて流していくことの重要性を、例を用いながら説明しています。訓練ではなく、向き合い方の問題なので、実際にここで説明されていることを先生の言う通りに真似てみると新しい発見ができるかもしれません。

他にもメンタルに関わる様々な疑問を、大体1時間くらいの中に資料をたっぷり用意して見せてくれる心春なこ。自己啓発的ではない、不安を煽ることもしない、しっかりとした知識温かみを持って教えてくれるので、安心して観られる配信です。1回1テーマとまとまりもあるので、夜のテレビ番組感覚でもアーカイブを見られます。
また編集動画ではさらにぎゅっとポイントを凝縮し、知りたいところを伝えてくれるような映像もアップされています。実践的な内容が多く、試してみたくなる話題がいっぱいです。

【MV】メイロウ / ヌコメソーセキ (from『Season’s Snap 秋』)

ヌコメソーセキのアルバム『Season’s Snap 秋』の収録曲「メイロウ」のMVが公開されました。穏やかな気持ちの「mellow」、明るく朗らかな「メイロウ」、煮込んだときの「飴色」の語を巧みに使い、大人に成長してから更に変化していく思いが表現された、心地良い曲です。

「ガキのあの頃からTime goes by ずっと噛んでたガムもう味ない Party all nightする体力もうないが いまの暮らしは最高」というリリックは、大人には刺さるものがあります。好きなこともだんだん追いきれなくなるけれども、気持ちがMellowになれば、今の暮らしだからできる明朗はたっぷり見つかるはず。
バーチャルラッパーとして、DJとして、積極的に活動しているヌコメソーセキの、いい具合の飴色に煮込まれた楽しそうな人生は、チャンネルを見ればしっかり伝わってきます。

【歌ってみた】Best Friend 【小花衣ももみ / 猫月みお / ねき / まや】

癒やしの声を持つ四人組「ももみおねきまや」こと小花衣ももみ猫月みおねきまやの二周年記念楽曲があがりました。仲のよい四人が歌う「Best Friend」は、今までの彼女たちを知っている人ほど聴いていて心にくるものがあるはず。
キュートでほんわかした声の小花衣ももみ、安定感のある歌声でみんなを支えている猫月みお、はつらつとした中にある優しさが見えるようなまや、あたたかく包み込むような歌声のねき、まるで四姉妹のように息の合った4人の癒やしボーカルが重なり合い、心地よい音の空間が生まれています。特にハモリパートの美しさは必聴です。

仲が良い様子を観るのが楽しい4人組、それぞれが協力して作る動画のクオリティはとても高いです。二周年以降も活動が楽しみな4人です。

-cover- てんしみたいに /日あさ寝

日あさ寝が新しくアップしたMVは、初音ミクの消え入るような声が印象的な「てんしみたいに」のカバー作品。元々ウィスパーボイスでのボーカルに長けた日あさ寝ですが、今回はぐっと沈み込むような低音パートも声質を活かしながら歌い上げ、世界観をうまく表現しています。
原曲の持つ言葉の数々を再解釈しながら、自身の作品として、日あさ寝ワールドを生み出しました。イラストとのマッチ具合も完璧。原曲のMVと観比べるとより日あさ寝作品の魅力・原曲の魅力両方がよく分かると思います。

look at the sea/ – Covered by RuA

RuAがアップしたMVは「look at the sea」のカバー作品。この作品は「sea」を繰り返すことで生まれる爽やかなメロディや言葉の響きに対して、非常に重たい愛情が綴られている曲です。儚くアンニュイに感じられるのに、強い芯のあるドキッとさせられるようなボーカルで表現しています。特に中盤からの高ぶりは必聴。イラストの、こちらを目で射るような視線とボーカルの繊細な感情表現がマッチしているのも見どころ。観終わった後、彼女の作り出した世界に飲まれてしまう作品です。

【歌ってみた】リテラチュア / covered by 美睡シュカ

美睡シュカは妄想好きないばら姫…という彼女の生い立ちを知っておくと、このカバー曲MVがぐっと深いものに見えてくると思います。幼さと上品さが混じり合うようなキュートな歌声は、まるでプリンセスの祈りのようです。

原曲は自身の旅の中で、痛みを含む想いを物語として記していくようなボーカル作品。美睡シュカ版は捕らえられた身の存在として、希望をもって語りかけているかのようです。イバラ姫としての視点からの「目が覚めた」の意味合いや、「また会いましょう」が相手側の旅に聞こえるようなボーカル表現は、原曲を大切にしつつ歌の別視点を切り取るストーリーテラーとしての美睡シュカの実力を感じさせます。

日本の米は世界一 (cover) 【 舞元啓介/レヴィ・エリファ】

選曲の時点でワクワク、歌いきったことに拍手! 打首獄門同好会の「日本の米は世界一」を、農家の舞元啓介とパワーボーカリストレヴィ・エリファが歌います。オープニングの舞元啓介の第一声は、抜群のパンチ力でした。
メタルサウンドにぴったりな舞元啓介の全力ボーカル、それをより高みに押し上げるようなレヴィ・エリファのしっかりした実力のボーカル。この二人でしか出せない味が刻まれた作品になりました。
実写を大量に盛り込みながら、歌詞をばしばし切り替える、原作MVをリスペクトした異常な凝り方の映像も必見。後半のふたりのボーカルと映像のたかぶりは、観ていてテンションがぶちあがること間違いなしです。

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