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VTuber 2021.04.11

この動画がすごい!今週のおすすめVTuber動画(4月3日~4月9日)

日々クオリティの高い作品がアップされ続けている、VTuber(バーチャルユーチューバー)の動画。その中から独断と偏見で「この動画は是非見て欲しい」というものをご紹介。話題のものから個性派まで、要チェック!

今回紹介した動画のYouTube再生リストはこちら

VtuberがバーチャルでVRジャグリングしてみた! #1

三珠さくまるはVRを駆使した様々なエンターテイメントを動画にしているVTuber。ジャグリングの名手として活躍しています。今回は三珠さくまるによる、VRでしかできないジャグリング動画が披露されました。

ワープする玉のジャグリングや、ボールと自分の首のジャグリングなど、現実では不可能なユニークな映像が次々飛び出します。日本ジャグリング協会公認 Japan Juggling Online Stage解説者としても活躍する三珠さくまるは「V道芸」を極め広めるべく目下熱心に活動中です。

知らんYoutuberにドッキリしかけてみたwwww【にじさんじ/でびでび・でびる】

悪魔のでびでび・でびるはユニークな企画配信やかわいい見た目で契約者(ファン)を増産中。でびるが今回仕掛けたドッキリは、人気YouTuberの稲荷兄弟へのもの。でびでび・でびるの大ファンである兄が、もしぬいぐるみから本物のでびでび・でびるの声が聴こえてきたらどう反応するか?といういたずらです。

突然のでびるの声掛けで混乱しつつも、自身の名前を呼ばれた瞬間にスイッチの入ったようにびっくり。「録音!?」「声真似だろ!」と疑う様子が面白い。
ディスプレイや別の姿から話しかけるというリアルへの交渉を行っているVTuberはまれにいますが、でびでび・でびるはにじさんじ公式のぬいぐるみという強力なアイテムが出ているので、よりドッキリ感が増しています。
以前「にじさんじのくじじゅうじ」の番組内で、物述有栖がタブレットや喫茶店のディスプレイから見知らぬ人に話しかける撮影を行っていましたが、その際はびっくりするだけでなく「これどこでしゃべってるの?」とメタ読みをするなど、人ごとに色々な反応が見られました。他にも斗和キセキ琴吹ゆめなども体当たりでタブレット・ディスプレイ内からリアルへの声掛けを行っています。
この1~2年ですっかりVTuberの知名度があがりはじめている現在、今回のでびでび・でびるのドッキリのような仕込みが他の人にはどう受け取られるのか気になります。

細かすぎて伝わらない不可解弐Q2モノマネ

レオン・ゼロミヤは細かすぎて伝わらないモノマネをしばしばアップしていますが、今回は花譜ライブの「不可解弐Q2」のモノマネ、というあまりにも狭い幅のもの。でもネタは狭くて深いほど、面白いものです。分かる人ならニヤニヤもの。

ものすごい細かく見て分析している、花譜愛が伝わる内容です。これには花譜の曲をてがけているカンザキイオリも大笑い。知らない人でもクスリとなる、上質な笑いと見せてくれるエンターテイナーです。

中田敦彦の『顔出し引退』が失敗した理由をVtuberの視点から考える

孤独の悪夢ナイトメアがアップしたのは、かなり大きな話題になった中田敦彦の顔出し引退からのアバター活動開始、そして即終了し元に戻った、アバター活動失敗についての解説です。と言っても決して批判的なものではなく、タレントによるアバター活動の良さとデメリットをVTuber視点から冷静に語っているものです。

アバターそのものの良し悪しではなく、中田敦彦というタレントの有名性、アバターの用い方、撤回のうまさなどを丁寧に紹介していますので、興味のある方は一連の流れの総括のひとつとして見てみると参考になるはずです。
アバター文化か顔出し文化か、というのは一概に1と0でわけることができないことをじっくり考えせさせてくれる内容。今後アバター文化がどう変化していくのかを考えるきっかけとしても興味深い動画です。

【 🔴Live 】ゲスト:ねこますさん・舞元啓介さん/ ケモミミとサキュバスとイルカの阿鼻叫喚コラボApex生放送!【 #シロの日 】

「シロの日」として4月6日に、電脳少女シロ舞元啓介、そしてVTuberを引退しアバターでYouTuber活動をしているねこますがApexのコラボ配信を行いました。
内容自体はそこまで特別ではないのですが、VTuberの歴史的に価値のある配信なので簡単に紹介します。2017年12月、VTuberというワードがない頃、バーチャルアバターで活躍しているのが数人しかいなかった時期に、電脳少女シロが生配信中、音声で「バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん(現・ねこます)」とつなぎ、会話をしました。おそらくこれが、正式な形での初の「VTuberコラボ」です。

電脳少女シロの生配信は、電脳空間にファンがVRで参加することができ、彼女と一緒に過ごせるという豪華なものでした。そんな中にファンとしてこっそり忍んでいたのが、デビュー前の舞元啓介でした。電脳少女シロを見てVTuberを始めたという彼にしてみれば、今回はレジェンドともいえる電脳少女シロ・ねこますと共にコラボをするという特別な状況です。
VTuberを引退しつつも呼ばれて出てくれたねこますの珍しい姿や、ふたりのいじりを楽しむ自由奔放なお嬢様ムーブの電脳少女シロの姿が楽しめる配信になりました。VTuber初期に起きたこのようなバーチャルでのワクワクさせられるつながりは、まだまだこれからも語り継がれていくことになりそうです。

【M/V】Izuru Hino Edo / バーチャルねこ feat. 江戸レナ Edo Lena (#江戸レナワンマン​ ver.)

ワンマンライブで披露された江戸レナバーチャルねこのコラボレーション曲「Izuru Hino Edo」のMVが公開されました。バーチャルねこのアンビエント性と、江戸レナのお江戸感とソウルミュージック的なボーカルががっちり噛み合った、大人っぽい空気感とポジティブさのこもった作品です。

「たとえどんな壁が行く手阻もうとも 乗り越えた、その先でエドに陽が昇る」今どんどん新しい生活様式に変化している時代を力強く生きていこう、という思いがこめられたパワーのある作品です。
このワールドはクラウドファンディングで作られたNEO EDO TOKYO WORLDが舞台。現代過去未来の日本が入り交じるユニークな空間になっています。

江戸レナは舞鶴よかととのコラボで「ライオン」のMVも公開しています。安定感のあるボーカルの江戸レナと、キラキラキュートな舞鶴よかとの歌声のコントラストは、原曲のシェリルとランカの対比を彷彿とさせるものがあります。

[MV] Red – Calliope Mori #HololiveEnglish #HoloMyth

ホロライブENの死神ラッパーCalliope Moriによる新曲「Red」がアップされました。今回のMVでは作詞、ラップパートと動画作成を担当。彼女の多才さが伝わってくるハイクオリティな作品です。

タロットカードのデスが映る死神的な空気から、聖女のようになった彼女のまわりにドクロがひしめき合う構図へと変わっていく様が印象的。スピーディなタイポグラフィで彩られた、リズムと響きのいいラップは聞きやすく、かつソリッド。この曲は彼女の2ndEP「Your Mori.」に収録されており、既にCDとデジタル配信で販売中です。

白い箱のワルツ / dingerbox ft. 十人といろ

dinger作、十人といろボーカルの新曲は、アコーディオンの音が心地よいワルツ。深夜誰もいない街路で、月に照らされて一人踊る少女……ノスタルジックさを感じさせるメロディに乗せて、十人といろが少女性の強いキュートな歌声で、儚く輝く歌詞を歌い上げます。聴いているとまるで月夜の情景が目の前に浮かび上がるかのような作品です。

いろんなヒット曲 所さんで歌うと所さんの曲になる説

あらゆる音域と声質を歌い分け、ボーカルグループRaindropsの一員としてメジャーデビューも果たしているジョー・力一。その圧倒的な歌のうまさに「ソロ歌唱MVを出して!」と多くのファンに熱望されていた結果が、「所さんの歌マネで歌うとなんでも所さんになる」という超変化球のもの。しかも動画がやたら凝っている。

歌唱力が元から高いため、ちゃんと上手いから困惑してしまう。「そうじゃなくて!」という気持ちもあがりつつ、やっぱり面白いあたり、煙に巻く道化師の本領発揮。彼の他のソロMVが「エムズ―ン音頭」と「犬夜叉のうっせえわ」なあたりも彼らしいです。

【15万人記念】デスコ/女王蜂 – Cover【弦月藤士郎/にじさんじ】

作詞・作曲・編曲・MIX・ピアノ演奏ができて、男性ボーカルパート女性ボーカルパート共に歌いこなせる変幻自在のアーティスト弦月藤士郎。今回アップされたのは中性的ボーカルで人気の女王蜂のカバー曲。再現度はほぼ完璧。高音パートの艶めかしさを活かしまくった、原曲を知っている人なら驚くこと間違いなしのクオリティに仕上げられています。

4月1日にはアイドルグループ「こじらせハラスメント」のボーカルとして相羽ういは緑仙と共にオリジナル曲を歌っています。「女の子じゃなくてもワンピース着ていいんだよ」という発言をしている弦月藤士郎らしい作品になっています。
今までもにじさんじライバーのMIXやオケづくりを多数担当する縁の下の力持ちすぎる活動をしてきた弦月藤士郎。今年はさらに音楽面で心を掴んでくる活躍をしてくれそうです。

【歌ってみた】STIGMA / covered by YUKIHIME 【オリジナルMV】

VTuberクリエイターグループのMarble CreatorsからデビューしたYUKIHIME。初めてアップした動画がこのDUSTCELL「STIGMA」のカバー曲MV。嘆き悲しみを湛えたような表現力豊かな歌声で、その実力をしかと見せつけるようなお披露目となりました。

かなりよく動く2Dモデルで登場したYUKIHIME。柔らかく落ち着きがあり、かつ儚い少女っぽさも持ち合わせた彼女の声が、今後どのような作品を生んでいくのかとても楽しみです。

カタオモイ cover / 中野

悪魔と人間の世界線で生きている中野がアップしたのは「カタオモイ」のギター弾き語り風アレンジカバーMV。いろいろな思いを受け入れていくAメロBメロはしっかりとエモーショナルな歌い方で表現し、サビパートはソロでハモリを入れて幸福感と満足感を噛みしめるように、自作のイラストとシンクロするように歌い上げています。言葉を噛みしめながら綴る感情豊かな歌声と、その感情を増幅させるような息遣いが魅力です。

動画に配信に歌に、自由なスタイルで多様に視聴者を楽しませ続けている中野。かわいい歌を歌うと一気にいたずら小悪魔のようなキュートなノリになる、ちらりと見えるアイドル性もまた魅力です。

First Step / 色猫リカ (cover)【歌ってみた】

色猫リカによる「First Step」のカバーMVは、声の入りで「おっ?」と気にとまる味のある作品。元々の色猫リカの声が無邪気さを交えたようなハツラツとした魅力があり、今回の歌ではそれがより強く引き立っているからです。カバーソングではあるのですが、原曲のいいところを取り入れて自分のものにしているため、まるで色猫リカ本人のキャラソンのような仕上がりになっています。

原作MVをリスペクトしつつ描かれた動画は、今訪れている春の季節感にもぴったりとマッチしています。
現在彼女はスペイン語の動画も制作しており、翻訳しながら行われている配信には数多くの海外のファンも集っています。

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